国際チタン協会は、1984年米国に設立された金属チタン産業の非営利の交易協会ネットワークで、世界各国のサプライヤー・流通関係者など168団体が加盟している。今回新日鉄が受賞したチタン用途開拓賞は今年創設されたもので、新日鉄は単独での第一回目受賞となった。
新日鉄では、1990年前半から二輪車を中心に、排気系材料向けに工業用純チタン、エンジンバルブ用材料・懸架バネ用材料向けにチタン合金の需要拡大を図ってきた。
チタンに関する製品設計への助言や利用技術の向上に対する協力を継続的に実施し、需要家と緊密な連携を通して自動車分野での適用を推進。こうした活動を通じた研究活動は、低コスト高強度合金Super-TIXシリーズの開発、マフラー用耐熱合金薄板の開発、エンジンバルブ用素材の開発など多岐にわたり、研究論文32篇、特許出願は国内外合わせ120件超にも上るという。
また、日本における自動車分野への販売量は1990年後半より増加し、2006年度の国内外の需要家向け出荷量は約1600トン。
同社では、今回の受賞は、これまでに取り組んできた自動車分野への適用、需要拡大に対するたゆまぬ努力が世界的にも高く評価されたものだとしている。

