例を挙げると、軽自動車「ステラ」に使用されたERIKAの「FREE」。現在妻夫木聡さんが出演している「インプレッサ」で使われるポルノグラフィティ「リンク」。さらにサッカー選手三浦知良さんが出演する「レガシィ」ではラルク・アン・シエルの「マイ・ハート・ドローズ・ア・ドリーム」など。どれも9月のCMタイアップ曲好感度ランキングでトップ10に入っています。それどころか、タイアップに限定せずとも、音楽番組の発表するランキングでも上位にランクイン。かなりヒットしているのです。
もともとクルマ関連のCMと音楽は切っても切れない関係。例えばトヨタ「bB」では人気のヒップホップユニット「リップスライム」とギタリストの布袋さんがコラボして楽曲制作しているし、「オーリス」などでも同じような試みがなされている。ヨコハマタイヤのCMではデフテックが大ブレイクし、その後もメガリューの楽曲などがヒットしています。
では、CM曲がヒットすればクルマが売れるのか。そこが何とも難しいところです。CMの曲がヒットするということは、多くの人の記憶に残る可能性があるということ。となれば、クルマも覚えて貰い、売り上げにつながるでしょう。ただ、そこまで直接的には結びつかない。やはり音楽だけでなくクルマの魅力も上手に伝えなければ、クルマは売れない。そう考えると、例えば日産の「Xトレイル」なんかを見習ってほしいところ。
スバルはCMの音楽については、今のところ成功している。後はもっと上手に映像などでクルマの魅力をアピールすべき。いいクルマを開発してもらいたい一方で、そうした戦略も煮詰めてほしいと思います。(新美)

