2007年09月17日

フェラーリ完勝! ホンダは屈辱?

日本GPを前に、ヨーロッパラウンド最終戦となったF1第14戦ベルギーGPは、チームメイト同士のバトルが激しく、また今のF1界の勢いを象徴する結果となりました。

優勝を飾ったのはライコネン選手。2番手にはマッサ選手が入り、今季初のフロントロー独占から、フェラーリがワン・ツーフィニッシュを飾っています。3位・4位にはマクラーレンのアロンソ選手とハミルトン選手がランクイン。

ここで面白かったのは、チームメイト同士のバトル。フェラーリではライコネン選手がマッサ選手を相手に終盤まで優位に戦うものの、終盤に来てスローダウン。これはピットインのタイミングによるものと思われます。両者ともに最後のピットインでソフトタイヤへ変更。マッサ選手よりピットインの早かったライコネン選手のソフトタイヤは、珍しくも厳しい晴天に恵まれたスパ・フランコルシャンで消耗激しく、終盤はペースが落ちたと見られています。

マクラーレンのチームメイトバトルも激しかった。アロンソ選手がハミルトン選手より早かったけれど、ハミルトン選手は燃料軽い状態で周回を多く重ね、何とか食らいついていく。結局最後ハミルトン選手はコースアウトしたこともあって追いつけませんでしたが、マクラーレンはコンストラクターズ選手権を除外されたこともあり、ドライバー達はドライバーズ・タイトルを獲得するのに必死。今後もチームメイトの激しいバトルが続くでしょう。

日本勢はどうだったか。トヨタトゥルーリ選手が9番手スタートだったもののスタートに失敗して後退。11位でレースを終えています。ラルフ選手は堅実な走りを見せ10位完走。それよりも屈辱的だったのがホンダ。結果から言うとバトン選手リタイアで、バリチェロ選手13番手と今季からすれば普通の成績であるものの、レース途中でバトン選手とスーパーアグリの琢磨選手のバトルが始まり、結果的にバトン選手は琢磨選手にオーバーテイクされてしまうのです。

これは何とも悔しいでしょう。今季のホンダの不調を象徴するような場面でした。もちろんバトン選手はリタイアしているし(今のところ、リタイアの原因ははっきりせず)、既に何かトラブルがあったのかもしれない。けれど、スーパーアグリの場合、届くはずのウィングが届かないという状況でのレース。言い訳はできません。そのスーパーアグリは琢磨選手15位にデビッドソン選手16位。スパイカーの左近選手は17位で3戦連続の完走を果たしています。

今回の決勝は、1ストップ作戦と2ピット作戦が見事に分かれたレースでした。トップ勢は2ピット作戦がほとんどで、2回目のピットストップでソフトタイヤへと履き替える作戦。一方下位チームは1ストップ作戦で、1回のピットストップでソフトタイヤへと履き替え、ソフトタイヤでの走行時間を長くして一発逆転を狙っていました。ただ、今回は晴天で路面コンディションがソフトタイヤには厳しく、周回数に限りがあった。1ストップ作戦はなかなか難しい選択だったでしょう。

今回の結果により、ドライバーズ・ポイントはトップのハミルトン選手と2位のアロンソ選手の差が2ポイントに。3位のライコネン選手も今回優勝したことで2位のアロンソ選手と11ポイント差。ハミルトン選手は今後の中国GPやブラジルGPで走行経験ないため、アロンソ選手有利と言えるかもしれません(日本GPの富士スピードウェイは、改修後みんな初めてとなる)。

次戦はいよいよ日本GP。どのチームも最新鋭のシミュレータを使って、キッチリ研究しているでしょう。その中でどういった走りを見せるのか。トヨタ、ホンダ、スーパーアグリには、ぜひとも母国日本で元気な走りを見せて頂きたい。トヨタとホンダは今季厳しいけれど、だからこそ日本GPで何らかの大きなアクションを期待したいところ。日本GPは久々の富士スピードウェイということもあり、レースそのものだけでなく、F1開催全体に大注目であります! (新美)


F1第14戦ベルギーGP決勝結果
1. ライコネン選手(フェラーリ)
2. マッサ選手(フェラーリ)
3. アロンソ選手(マクラーレン)
4. ハミルトン選手(マクラーレン)
5. ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
6. ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
7. ウェバー選手(レッドブル)
8. コバライネン選手(ルノー)
9. クビサ選手(BMWザウバー)
10. ラルフ選手(トヨタ)
11. トゥルーリ選手(トヨタ)
12. リウッツィ選手(トロロッソ)
13. バリチェロ選手(ホンダ)
14. スーティル選手(スパイカー)
15. 琢磨選手(スーパーアグリ)
16. デビッドソン選手(スーパーアグリ)
17. 左近選手(スパイカー)

リタイア
バトン選手(ホンダ)
ブルツ選手(ウィリアムズ)
クルサード選手(レッドブル)
ベッテル選手(トロロッソ)
フィジケラ選手(ルノー)
posted by Carmode at 10:34| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする