2007年09月13日

マツダが世界初のバイオ布地を開発!

植物由来のバイオプラスチックが、新たなクルマの内装材として密かな注目を集める中、マツダは世界で初めて植物由来100%のバイオファブリックを開発したと発表しました。帝人ファイバーとの共同で開発されたもので、シート表皮への利用に耐え得る耐摩耗性、耐光性、難燃性を備えているとのこと。

ポリ乳酸繊維がもとになって作られるバイオファブリックですが、ここで新しいのは、ポリ乳酸繊維が100%植物由来だということ。例えばバイオプラスチックにしても、マツダはポリ乳酸を使ったものを開発していますが、原料はトウモロコシ88%に石油が12%。これでは難燃性はそこまで高くない。今回は100%植物由来ということで難燃性を確保し、かつ環境にも優しいとのこと。

しかしながら一方で課題もある。それは原料がトウモロコシであるらしいということ。これについては言明されておりませんが、マツダはプレスリリースの中で、今後は食料との競合なども勘案した非植物原料での研究開発も強化すると述べていますから、今のところ食料としての需要と競合する物質なのでしょう。それではコストもかかるし、食物としての需要を優先させなければいけない事態になるという危惧もある。

環境に優しい材質で内装も作られるということは素晴らしいこと。しかし、原料などまだ課題は残る。何より、内装材がバイオ製品になったところで、ユーザーにアピールしにくいということも考えなければならない。質感の問題もあるでしょう。日本メーカーが率先して開発しているバイオプラスチックやバイオファブリック。まだまだ本格的な実用化には時間がかかるかもしれません。 (新美)

http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2007/200709/070912.html
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