それは曙ブレーキ。この会社名、有名でないわけではありません。昨年はニュルブルクリンク24時間耐久で2位に入ったポルシェGT3に採用されていたし(ニュルブルクリンクはブレーキにとって非常に過酷な条件)、最近は日本でも徐々に知名度上がりつつある。それが今年何故注目されているのか。
答えはF1にありました。今年F1でトップをひた走るマクラーレン。マクラーレンに、今シーズン開幕からブレーキを供給していたのです。そしてマクラーレンの今年の強さは、ブレーキにあるなんて囁かれていたりもするというから、大した物。ちなみに昨シーズンはホンダに供給。もしかして、今年ホンダが低迷しているのは、ブレーキが変わったからか?
マクラーレンと曙ブレーキは万全のジョイント体制を組んでいたものの、10日には改めて曙ブレーキがマクラーレンのブレーキ・キャリパーとブレーキ・マスター・シリンダーのオフィシャルサプライヤーになったと発表されました。マクラーレンf1チームのCEO、マーチン氏は「マクラーレンの方針は、世界のトップ企業と技術提携して最先端技術をレーシングカーに搭載すること。曙のブレーキの高度な技術は高いパフォーマンスとなって、今シーズンの7回の優勝に貢献している。長期にわたる関係を築いて、さらに技術開発に取り組みたい」とコメント。
1929年に創業されたという曙ブレーキ。日本の生産車におけるブレーキシェア40%とも言われるのに、そこまで広くは知られていない。日本のブランドって、どうもアピールみたいなものが上手じゃありません。けれど、こうして活躍の場が広がれば、いずれ曙ブレーキもブレンボみたいに1つのブランドとして確立されるかもしれません。 (新美)

