2007年08月30日

モービルが一番人気? 興味深い満足度調査

ドライバー達はどのような価値基準でガソリンスタンドを選択するのか。J.D.パワー・アジアパシフィックが2007年日本サービスステーション顧客満足度調査の結果を発表しました。どのスタンドが人気なのかも気になるところですが、今回驚いたのは、ドライバーの重視するポイントが昨年と大きく変わったこと。順に見ていきましょう。

セルフサービスのガソリンスタンドで最も多くのポイントを獲得したのは三井石油。昨年の4位からいきなりトップであります。価格などでユーザーの人気を得ており、やはりガソリン高騰が三井石油の人気を後押ししたと言えそう。2位はモービル。以下、出光・ゼネラルと続きます。

フルサービスでトップだったのはモービル。モービルはセルフサービスでも高い人気を得ており、総合でトップのガソリンスタンドとなりました。モービルはそれぞれのスタンドでレシートに割引券を付ける(同じ給油所で使えるもの。リッターあたり2円くらい安くなる)といったサービスを積極的に行っており、うまく顧客を囲い込めている様子。2位はコスモ石油で、3位はシェルでした。

さてさて、冒頭でも述べた「ドライバー達は何を基準にガソリンスタンドを選ぶか」ということについて。ユーザーがどのようなファクターを重視するかも調査されているので見てみましょう。フルサービスではまず「スタッフ(28%)」がトップ。2番手にも「フルサービスオペレーション(26%。給油後の道路への誘導や、窓拭き・灰皿交換など)」が来ており、やはりセルフにはないサービスを顧客が重視している結果に。

ガソリン販売価格などの「商品・サービス」という項目は13%で、そこまで重視されておらず。フルサービスを利用する人は、もはやセルフよりガソリン高いと思い、価格に関しては諦めているのでしょうか。

驚くのがセルフ。昨年の調査ではセルフサービスのスタンドなのにも関わらず、ユーザーが重要なファクターだと考えるのは「スタッフ(35%)」だった。正直なところ、若干不可解でありました。ちなみに2番手のファクターは「アクセス性(25%)」でした。

今年は一変! トップとなるファクターは「セルフサービスオペレーション(39%。安全な給油への配慮、給油機の清潔さなど、セルフサービス固有の評価項目)」。誰にでも分かりやすい給油施設が求められているという結果ですね。2番手は「店舗施設(20%)」。最近セルフスタンドにドトールを始めとしたカフェが隣接されていたり、洗車も拭き上げ場所や掃除機があったりと、色々な施設が充実してきている。ユーザーはそういったところもキチンと見ているようです。

昨年トップだった「スタッフ」は12%で5番目のファクターに転落。そもそもセルフスタンドでスタッフと触れ合う機会はそうないから、まぁこれが妥当な順位ではないでしょうか。

セルフとなると、やはり価格が一番気になるような気がしますが、意外にもガソリン販売価格などを示す「商品・サービス」は12%で4番手。ガソリン高騰で皆さん安く給油しようとするはずですが、意外にも価格はそこまで重要ではないのか? いやいや、やっぱり安いガソリンスタンドには行列ができているし、そんなことはないはず。一体どういうことなのでしょうかね? 

今年は総合でモービルがトップだった。昨年もモービル。モービル人気は不動のものとなりつつあります。一方で上位に顔を出さなかったのがエネオス。CMも多く流している割には、イマイチでした。そろそろ何か対策が必要か?

ガソリンに関する話題が多い昨今、こうした満足度調査は結構興味深く、また面白い。来年はガソリン価格がどう変動し、ユーザーのスタンド選びにどういった変化が生まれるのか。少しばかり楽しみであります。(新美)

http://www.jdpower.co.jp/press/pdf2007/2007JapanServiceStation_J.pdf
posted by Carmode at 07:00| ニュース