スタート順はマッサ選手・ハミルトン選手・ライコネン選手・アロンソ選手の順。ちなみにスタート順はホンダの2台がエンジン交換をしたため最後尾へと下がっています。スタート前に「イスタンブールの偶数列グリッドは埃が多く、スタートには不利」と言われていた通り、スタート直後3番手のライコネン選手が2番手のハミルトン選手を抜く。アロンソ選手はスタートに失敗し6番手へと交代。またトヨタのトゥルーり選手が他のマシンと接触し、最後尾になってしまいました。
その後大きな波乱もなく。フェラーリの2台がトップをキープ。ハミルトン選手が3番手、それにアロンソ選手・ハイドフェルド選手・コバライネン選手が続いて、レースが運ばれます。
波乱があったのは42周目。3番手を走行していたハミルトン選手の右フロントタイヤのトレッドが剥離。ハミルトン選手はタイヤ交換を余儀なくされる。トルコGPの舞台となるイスタンブール・サーキットは数少ない左回りのサーキットのため、右側のフロントタイヤに負担がかかりやすい。まぁ原因はそんな単純なことではないかもしれませんが、ともかくこれでハミルトン選手は5番手へ脱落。
結局トップ2台はフェラーリ勢がキープし続け、マッサ選手が優勝。昨年の再現となる、見事なポール・トゥ・ウィンでした。2位はライコネン選手。ライコネン選手は偶数列でスタートするくらいなら3番でスタートした方がいいなんてレース前に言っていた。スタートでハミルトン選手を抜けたから、見事に予想的中ですね。3位はアロンソ選手。ジワジワと順位を上げていく実力は、やはり王者といったところか? 4位はハイドフェルド選手、5位はハミルトン選手でした。
レース序盤から何度も見られたのが、アロンソ選手とハイドフェルド選手の争い。前回のハンガリーGPでも面白い戦いが見られましたから、今後はアロンソ選手vsハイドフェルド選手というのが、1つのポイントとして挙げられるかもしれません。
にしてもフェラーリは磐石のレースだった。タイムも申し分なかったし、作戦もうまくいった。後半戦に向け、かなり大きな期待ができますね。
日本勢は、なかなか厳しいレースとなりました。まず11番手といい位置でスタートしたスーパーアグリのデビッドソン選手ですが、スタートがうまくいかず、下位へ順位を落としてしまう。それでもポジションを上げて14位で完走できたのだから、文句を言っては罰が当たりそうですけどね。琢磨選手は原因不明のグリップ不足に悩まされ、18位完走。スーパーアグリは最初完走が目標だったから、今回の成績に大きな不満があるわけではない。けれどいい成績を残し始めていますから、どうしても期待してしまいますね。
トヨタは先にも述べたようにトゥルーリ選手がスタート直後に他車と接触し順位を落としてしまいますが、大きなダメージなし。その後丁寧な走りで16位完走。ラルフ選手は12位でした。ちゃんと完走したのは嬉しいことですが、ウィリアムズの2台に負けたのはなんとも情けないところ。最後尾からスタートとしたホンダの2台は、意地をかけてプライベーターチームを抜き、バトン選手13位という成績。バリチェロ選手は17位。スパイカーの左近選手は20位で今季初完走を果たしています。
日本勢はイマイチだったものの、上位陣では面白い戦いが繰り広げられらトルコGP。ドライバーズ・ポイントでは依然ハミルトン選手が84ポイントでトップですが、アロンソ選手が79ポイントと7ポイントの差を5ポイントに縮めてきた。またその後ろからマッサ選手が69ポイントで、ライコネン選手が68ポイントで追撃しています。
コンストラクターズ・ポイントではマクラーレンが148ポイント。フェラーリは137ポイント。ハンガリーGPでマクラーレンのコンストラクターズ・ポイントが剥奪されることがあったため、差は11ポイントとかなり少なくなっています。まぁ先のポイント剥奪についてはマクラーレンが控訴しているからなんとも言えませんけど。ルノーのコバライネン選手が6位に入ったのも、ルノーの復活を期待させます。一部ではルノーが今季を諦め、来年へと精力を傾けるなんて情報もありますが、今季もぜひ頑張ってもらいたいもの。
次戦は2週間後の9月9日に決勝が行われるイタリアGPであります。 (新美)
F1第12戦トルコGP決勝結果
1.マッサ選手(フェラーリ)
2.ライコネン選手(フェラーリ)
3.アロンソ選手(マクラーレン)
4.ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
5.ハミルトン選手(マクラーレン)
6.コバライネン選手(ルノー)
7.ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
8.クビサ選手(BMWザウバー)
9.フィジケラ選手(ルノー)
10.クルサード選手(レッドブル)
11.ブルツ選手(ウィリアムズ)
12.ラルフ選手(トヨタ)
13.バトン選手(ホンダ)
14.デビッドソン選手(スーパーアグリ)
15.リウッツィ選手(トロロッソ)
16.トゥルーり選手(トヨタ)
17.バリチェロ選手(ホンダ)
18.琢磨選手(スーパーアグリ)
19.ベッテル選手(トロロッソ)
20.左近選手(スパイカー)
21.スーティル選手(スパイカー)
リタイア
ウェバー選手(レッドブル)