特筆すべきは危険認知速度が90km/hを超える速度での大型トラック追突死亡件数。スピードリミッター装着義務化前は年間24,5件という数値だったものの、平成17年は3件と大幅に減少。やはり一定の効果はあるようです。ただし、だからといってまだまだ安心はできない。まず、事故低減がスピードリミッターのおかげだけとは言えない。他にもプリクラッシュセーフティなど義務化するべき装備はたくさんある。なんだかんだ言って悲惨な事故はまだ起きていますから。
一定の効果が見られるスピードリミッターですが、装着義務化による弊害も出て来ている。例えばドライバーの勤務体系。スピードリミッター装着によりスピードが出なくなり、移動時間が長くなるためドライバーにとっては歓迎されていないかもしれない。それに、多くの人が感じているでしょうけど、スピードリミッターが稼働するために大型トラックは追越しが難しくなった。それでも追越しを試みる大型トラックは多数いるため、追越し車線が詰まったり、追越し車線の流れより遅いトラックが追越し車線に出てくることで追越し車線を走っている人が驚くことも多い。
平均速度が下がることで、CO2排出量が減少するなど、スピードリミッター装着は事故低減以外にも効果を見出せます。けれど、それだけでなくスピードリミッター装着によるデメリットにもしっかりと着目し、改善していかなければなりません。(新美)
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