2007年08月17日

廃棄物からバイオ燃料を生産へ!

先日経済産業省などがバイオエタノールに対し優遇税制の導入を検討しているとお伝えしましたが、国はバイオ燃料の販売だけでなく、開発にも本腰を入れて援助していく構えです。

農水省は稲わらを原料とするバイオエタノールの生産を支援する方針を決定。国内自動車メーカーなどが行う実証実験へ数十億円の助成金を捻出すべく、来年度の予算要求へ助成金を盛り込みます。他にもモデル地区を設定し、小規模の製造プラントを建設して稲わらからバイオエタノールを製造する一連の流れを整備し、確立していきたいとのこと。

稲わらからバイオエタノールを製造する技術は、すでにホンダをはじめとする企業が確立済み。となると今度は量産するための設備が必要となる。コストなども問題もあります。となると助成金は、すでに確立された技術へよりも、それを実用化していくために使われてほしい。

現在普及しているバイオエタノールは、トウモロコシやサトウキビ由来のものが圧倒的。しかしながらそれらの原料は人間が食料として必要とするものでもあるため、価格が高騰していろいろなところで批判が生じている。環境のために人々が飢える結果になってしまっているのです。

元々バイオエタノールは、微生物を使えば動物が食料できるもの全てから製造可能。そこで稲わらなど、人々の食料とはならないけれど、家畜の飼料として使われているものに注目が集まっている。「家畜の飼料をバイオエタノール製造に回せば、今度は家畜の育成にコストがかかるようになり、肉の値段などが高騰するんじゃないの?」なんて思う人もいるかもしれない。けれど稲わらに関して言えば、家畜の飼料として使われているのは全体の3割ほど。残りは廃棄されています。

こうした廃棄物を利用してバイオエタノールを作れば、原料調達費もかからないし、人々の食生活に影響が出ることもない。原油価格高騰に支えられてのバイオエタノール人気ですが、環境に優しいことに変わりはない。今石油会社のボランティアで成り立っている日本のバイオエタノール導入へ新たな一歩が踏み出されるべく、国はもっともっと積極的に動いていってほしいと思います。 (新美)
posted by Carmode at 08:42| ニュース