今回開発されたコンセプトカーの大きな特徴は、「ドライバーが意識することなく、飲酒運転防止効果を持つ」という点。実際にどんな機能があるのか見ていくと、まずシフトレバーに設置されたアルコールセンサー。シフトレバーに触れた手のひらの汗に含まれるアルコールを検出し、規定値以上の場合はシフトロックします。またヘッドレスト脇にもドライバーの呼気アルコール濃度を測るセンサーが取付けられており、アルコールが検知されたら、カーナビを通して音声と文字でドライバーへ警報するそう。
他にもスゴいのは、カメラなどを使っていること。メーター内に装備したカメラによってドライバーの顔をモニターし、覚醒度を推定。居眠り状態や飲酒運転の可能性があると判断した場合、音声とカーナビ画面への表示、さらにはシートベルトを強く巻き上げるなどして、強く警報を行います。さらにさらに、車両挙動からも居眠りや飲酒運転等ドライバーの運転状態を評価。必要に応じて警告します。
なかなか気合いの入ったこのコンセプトカー。カメラを使った技術や車両挙動を検出するなど、新しい技術てんこもりです。ただ、少し気になるのは「強制」の部分が少ないこと。例えば、警告もシフトレバーのアルコール検出以外は、ドライバーへ警告するのに留まっている。飲酒運転するドライバーというのはその自覚があるワケですから、できれば警告ではなく、システム的にもっと強制力のあるものが必要とされるのでは?
シフトレバーだけでなく、ステアリングなどにも汗からのアルコール検出機能をつけたらどうか? オートマならばシフトレバーはそんなに触れない(最初だけ他の人にシフトチェンジしてもらうなんて逃げ道もある)。それよりも運転中常に握っているステアリングの方が効果は高いと思います。
他にも飲酒運転を検知したら強制的に110通報する装置など、アイディアはいくらでも出てきそう。これだけ力を入れ始めた日産ですから、このコンセプトカーをもっと発展させてほしいと思います。それにしても、最近の日産は元気が出てきた。何とも楽しみですね。(新美)
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2007/_STORY/070803-02-j.html

