91.4%という数字は最近何ヶ月かの前年同月比とそれほど変わらない値であり、新潟県中越沖地震の被害により生産が1週間前後止まってしまった分を考慮しても、新車販売低迷の長いトンネルはなかなか終わりそうもないということが言えるのかもしれない。
続いてブランドごとの登録台数を見ていこう。自動車業界における7月の登録台数の平均値ともいえる前年同月比91.4%に対し、最も優秀だったのがレクサスで前年同月比186%を記録。昨年7月にはLSがラインナップされていなかったことと、そう大きな数ではないにしてもLSに追加されたハイブリッド仕様が好調となっている影響だろう。その他、前年同月比の100%を超えたのは三菱(101.5%)とマツダ(100.7%)。この2ブランドはデリカD:5のFFモデルや新型デミオがプラスとなった要因と考えられる。
前年同月比で100%は超えなかったものの、平均値の91.4%を上回ったのはスバル(95.7%)とホンダ(95.7%)の2ブランドである。スバルに関してはフルモデルチェンジされたインプレッサが貢献しているともいえるが、新型インプレッサが爆発的な売れ方をしているというわけでもない。今後の販売台数の推移や実売価格との関係でレガシィとバッティングしないかということに注目したい。ホンダは秋にフィットがフルモデルチェンジされるという材料があるので、今後はフィット次第といったところだろう。
平均値を下回ってしまったのがトヨタ(91.2%)、スズキ(87.1%)、日産(83.7%)、ダイハツ(54.3%)の4ブランド。といっても、トヨタに関してはヴォクシー/ノア、プレミオ/アリオンが受注好調。スズキもダイハツも登録車はメインでないという事情もあり、この3ブランドに限ってはそれほど心配すべきないのかもしれない。しかし、日産が前年同月比83.7%というのはちょっと首をかしげてしまう。もしかすると、イギリス生産のデュアリスが好調となっているため、その分で他の日産車の販売が落ちているということなのかもしれない。
8月の登録台数では何といっても生産休止の影響が気になるところ。前年比を大きく割らないことを望みたい。(永田)
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