2007年06月02日

5月の登録車販売、依然として低迷

社団法人日本自動車販売協会連合会から5月の登録車の販売台数概況が発表された。国産車登録車の販売台数は17万8829台で、昨年5月の91.7%という結果である。最近続いている前年同月比の90%程度という傾向は変わらないようだ。以下、91.7%を登録車販売の平均値としてブランドごとの販売状況を見ていこう。

平均値となる91.7%を上回ったブランドは、前年比を上回った順に三菱(111.1%)、レクサス(107.9%)、スズキ(107.5%)、ホンダ(97.5%)、マツダ(96.7%)、日産(92%)の6ブランドで、レクサスを除くトヨタグループ以外のブランドの名前が並んだ。ブランドごとにポイントを挙げていくと

・三菱:デリカD:5が好調なようで、普通車の前年比は159.1%。5月からデリカD:5のFF車の販売も始まり、さらなる上昇が期待できそう。

・レクサス:前年比は上回ったものの、合計販売台数は2088台とそろそろLS460の受注も落ち着いてきた様子。5月に発売されたLS600hがブランド全体の販売台数向上に貢献できるか注目(LS600hの販売目標台数は300台程度となっている)。

・スズキ:普通車(132.2%)、小型車(103.8%)とどちらも前年同月比超えを記録。しかし、主にエスクード、SX4からなる普通車の販売台数は885台とクルマの完成度を考えると、少ない感じ。小型車はスイフトのマイナーチェンジもあり、明るい見通しだが、普通車の販売も力を入れれば伸びる可能性は大きいのではないだろうか。

・ホンダ:普通車、小型車ともに堅調な販売成績を見せた。秋には新型フィットの投入もあり、視界良好。

・マツダ:小型車の前年比(110.9%)が目立つ。7月の新型デミオの投入で更なる向上が期待できそう。

・日産:新型スカイラインの効果と考えられる普通車の前年比143.5%(5月の発売のデュアリスも含まれるか?)が目立つ。逆に小型車の前年比78.5%は厳しい。小型車販売向上(好調なセレナも6月に新型ノア/ヴォクシーが出たら、販売減少の可能性は高い)には昨年末に行った燃費の大幅改善をもっとアピールするなどの対策が必要なのではないだろうか。

前年比割れした3社もトヨタ(91.2%)、スバル(89.0%)、ダイハツ(44.0%、ダイハツの落ち込みは大きいが、そもそもダイハツの登録車の比重は低い)とそれほど大きな問題ではないだろう。6月にはトヨタが新型ノア/ヴォクシー、新型プレミオ/アリオン、スバルも新型インプレッサの投入と一部改良を受けたレガシィの販売の本格スタートという明るい話題も多く、販売台数向上が期待できるのではないだろうか。

なお、5月の輸入車の販売台数は2万609台(前年比106%)で、昨年6月以来ほぼ1年振りに前年同月比でプラスを記録した。

今年前半は新型車の投入が少なかったものの、6月以降は各メーカーとも大物、主力車種のモデルチェンジが多く、販売台数全体の向上やブランド別販売台数の変動などのある可能性は十分考えられそうである。(永田)

http://www.jada.or.jp/contents/data/brand/index01.php
posted by Carmode at 16:36| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする