2007年05月31日

次世代燃料、リッター40円が目標?

経済産業省が、次世代自動車と次世代燃料の導入に向けた戦略を発表しました。内容を見てみると、2015年までに国産アルコール燃料の原価を40円/Lまでコストダウンさせる他、2030年までに電気自動車を本格普及させることなどが上げられています。ただ少し無理がありそう。

例えばアルコール燃料をリッター40円で作る、という内容。実現出来れば、現在よりガソリン価格は安くなります。石油価格高騰の現在、税金抜きのガソリン価格は60円以上していると思われます。厳しい目標値を作っておけば何とかなるだろう、ということなんでしょうけれど、日本のように資源の少ない国でアルコール燃料を安く作る技術を確立したなら、世界のエネルギー環境を根底から変革させるほどのインパクトを持ちます。そこまで考えているのでしょうか?

電気自動車について言えば、目標は2030年までに価格を300万円に引き下げたり、航続距離を500kmまで伸ばすことが目標とされている。環境にも良くない街乗り重視ビークルとして期待される電気自動車に遠大な航続距離が必要なのでしょうか。こちらは軽自動車の代替を念頭に、150万円以下へのコストダウンや、街中に充電施設の拡充に目標に掲げて欲しいところです。一方、メーカーは頑張っています。プラグインハイブリッドなど、電気自動車に関する発展は目覚ましい。

国が目標を掲げるのはいいこと。けれど、正しい方向を向いていなかったり、全然遅れていたりでは話になりません。自動車業界のことで言えば、「規制」については自動車メーカーを苦しめるくらい進んでいるものの、新たなものを創造することについては完全に民間から遅れをとっている。もっと民間の活動をしっかりと見て、メーカーの意見を聞き入れたらどうでしょうか。 (新美)
posted by Carmode at 09:50| ニュース