レースはポールポジションからスタートしたエリオ・カストロネベス選手(チーム・ペンスキー)と2番手スタートのトニー・カナーン選手(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が激しいバトルを見せる展開で幕を開けた。3番手以降はダリオ・フランキッティ選手(アンドレッティ・グリーン・レーシング)、サム・ホーニッシュJr.選手(チーム・ペンスキー)、ダン・ウェルドン選手(チップ・ガナッシ)、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が続き、インディの有力チームである3チームが上位を独占する序盤戦となった。
いたるところでバトルが見られた序盤戦を終え、レースは折り返し地点を過ぎた113周目に大きな動きを見せる。心配された雨が降り出し、赤旗中断となったのである。レースディスタンスの200周の半分以上は終わっていたため、雨が降り続けばレースは成立し、その時点でトップだったカナーン選手の優勝が転がり込むところだった。しかし、中断から1時間後に雨は止み、路面も乾いたためレースは再開された。
そして、レースはまたしても雨に翻弄される。160周を過ぎたあたりから再び雨が降り出し、チェッカーが降られたのである。結局、優勝したのは途中早目のピットインを行ったために、レースが終了した周回の前にたいていのドライバーが行った給油をせずに済んだダリオ・フランキッティ選手。2位にはフランキッティ選手と同じ作戦を採ったスコット・ディクソン選手(チップ・ガナッシ)が入った。3位から6位はエリオ・カストロネベス選手、サム・ホーニッシュJr.選手、スポット参戦のライアン・ブリスコ選手、スコット・シャープ選手という順である。
松浦孝亮選手とスポット参戦したロジャー・安川選手の日本人勢はともにピット作業でのミスが響き、それぞれ1周遅れの16位と2周遅れの21位という今ひとつ波に乗り切れない成績であった。(永田)
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