トップとなったのはアロンソ選手。意外にも、昨季王者のポールポジション獲得は、5戦目のモナコGPが今季初となる。それだけ上位陣の争いが激化したということでしょう。2番手はハミルトン選手。ハミルトン選手は予選後のコメントで「ウェバー選手が前にいなければ、もっといいタイムを記録できた」とコメントしており、何とも恐れ入る。アロンソ選手とのタイム差は0、2秒ほど。「自分はトップになれた」ということなのでしょう。大型新人は強気であります。
3番手に入ったのはフェラーリのマッサ選手。やはりフェラーリの意地といったところか? 同じくフェラーリのライコネン選手は、セッション2で右フロントを破損。プールサイド出口でのこと。ガードレールにぶつかったのか、縁石が原因なのかは微妙なところですが、とにかくロッドが折れてサスペンション交換をするハメに。結局セッションが終わるまでに交換作業を終えることができず、セッション2で脱落。15番手という位置です。
日本勢はどうかというと、ホンダが徐々に復活の兆しを見せつつある結果を出した。バリチェロ選手が9番手に、バトン選手が10番手です。バトン選手はタイムで言えばセッション2で脱落だったものの、レッドブルのクルサード選手がセッション2でルノーのコバライネン選手を妨害したとして、ペナルティ。セッション3へ進出できなくなったため、バトン選手が繰り上がりでセッション3へ。ホンダが2台揃ってセッション3へ進出したのは、今季初であります。
スーパーアグリはいい見せ場を作る事が出来ず。琢磨選手21番手で、デビッドソン選手17番手という結果。琢磨選手に関して言えば、最初ソフトタイヤで走り、セッション1の後半でスーパーソフトタイヤを使ってアタックするという作戦でしたが、何と時間切れでスーパーソフトタイヤでアタックできず。よって思うようなタイムが得られなかったようです。GP前まではなかなかいい感触を得ているとの情報もあっただけに、少しばかり残念。
トヨタは不調。フリー走行で好調な走りを見せていたトゥルーリ選手は13番手で、ラルフ選手に至っては20番手。不調というとホンダばかりが目につくけれど、トヨタもそこまでパッとしない。トゥルーリ選手はモナコを得意としているけれど、今回はすぐ前に他のマシンがいたりしたこともあって、いいタイムが出ませんでした。トヨタの今回の結果ついていえば、スーパーアグリに遅れをとっていたホンダと一緒で、完全にウィリアムズに負けています。また他に注目したいのがルノー。フィジケラ選手が4番手につけており、ルノーも復活を思わせる走りを見せていた。
モナコGPはオーバーテイクが難しいとされる。だからフロント・ロー独占のマクラーレンは圧倒的に優位。スタートさえ失敗しなければ、そしてピット作業もうまくいけば表彰台は確実でしょう。けれど昨年のGPでは、最後尾スタートのミハエル選手が猛烈な追い上げを見せ、5位入賞という快挙を成し遂げている。今季も誰かが上位に食いつくべく猛烈な走りを見せるかもしれない。決勝は27日。アロンソ選手が2年連続で優勝を飾るか、それとも驚異の新人が初の優勝をもぎとりに来るか。世界中のセレブが見守る中、勝利するのは誰なのでしょうか。(新美)
F1第5戦モナコGP予選結果
1.アロンソ選手(マクラーレン)
2.ハミルトン選手(マクラーレン)
3.マッサ選手(フェラーリ)
4.フィジケラ選手(ルノー)
5.ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
6.ウェバー選手(レッドブル)
7.ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
8.クビサ選手(BMWザウバー)
9.バリチェロ選手(ホンダ)
10.バトン選手(ホンダ)
11.ブルツ選手(ウィリアムズ)
12.リウッツィ選手(トロロッソ)
13.トゥルーリ選手(トヨタ)
14.コバライネン選手(ルノー)
15.ライコネン選手(フェラーリ)
16.クルサード選手(レッドブル)
17.デビッドソン選手(スーパーアグリ)
18.スピード選手(トロロッソ)
19.スーティル選手(スパイカー)
20.ラルフ選手(トヨタ)
21.琢磨選手(スーパーアグリ)
22.アルバース選手(スパイカー)