なぜそう言えるかというと、それはモーターショーなどの来場者数。5月に開催された東京スペシャルインポートカーショーへは、昨年を上回る5万7525名が来場。もちろん東京スペシャルインポートカーショーだけではない。一昨年の東京モーターショーだって、日程が延長されたり週末開催が2度あったりしたこともあって、来場者は増加した。
このように、クルマ好きが減っていると言われる一方で、モーターショーへの来場者数は増加傾向。これは一体どういうことなのでしょうか。
思うに、「気合い入ったクルマ好きは減ったけれど、皆クルマは好きだ」ということなのではないでしょうか。クルマはやはり高い買い物。そしてクルマをステータスと見る向きも今だに根強く残っている。つまり、そこまでお金はかけられないけれど、皆クルマにはこだわりたいのです。長寿命化でクルマの売れ行きも伸びないけれど、それも買い替えスパンが長くなっただけで、皆クルマが好きなのではないでしょうか。
他にも、例えば昔は性能的に大きな問題あるようなクルマがあったという。だからしっかり情報収集して、問題の少ないクルマを選ばなければならなかった。けれど今ではどのクルマも優秀。デザインさえ気に入れば、買ってそこまで後悔することはない。だから自動車雑誌もそこまで必要とされなくなった。でも、自分のクルマにオリジナリティを求める人は未だに多いのではないでしょうか。
こういう見方は楽観的かもしれません。確かにクルマは道具化している。でもまだまだ「こだわりたい道具」であると思います。
今年はまた東京モーターショーが開催される。出展内容も興味深いけれど、自動車業界のことを考えると、来場者数も大きく気になるところです。 (新美)
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