2007年05月18日

事故の処分は厳罰化へ!

事故を起こし、死傷者が出た際にドライバーが問われる「業務上過失致死傷罪」と「危険運転致死傷罪」に加え、新たに「自動車運転過失致死傷罪」が創設されることとなりました。17日に衆議院本会議で可決し、成立。施行は20日後。

自動車運転過失致死傷罪は最高で懲役7年。危険運転致死傷罪(最高で懲役20年)より軽く、業務上過失致死傷罪(最高で懲役5年)より重い刑ということです。二輪車にも適用され、同時に危険運転致死傷罪も二輪車に適用されることが決定しています。

これは歓迎できるものなのか。確かに悪質な運転は減らないし、だから抑止力としての厳罰も必要かもしれない。危険運転致死傷罪は適用範囲狭く(色々な要件を満たさなければならない)、だから業務上過失致死傷罪では甘いような事例があることも承知しています。けれど、もう少ししっかりと事故を見極める目を育ててから、創設しても良かった気がする。

例えば危険運転致死傷罪では、「え? それって危険運転致死傷罪?」というものでも適用されていた。時速20kmでの事故で適用された例もあるくらいです。もちろん信号無視も絡んでいるから危険ではあるけれど、果たして危険運転致死傷罪が適用されるべき事例だったかは疑問です。

そういった例が、自動車運転過失致死傷罪でも出てくる可能性あり。危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪、そして業務上過失致死傷罪の間でどういった区別がされるのか。なかなか難しい問題です。判例を重要視する現代の裁判で、果たしていつどんな事故で自動車運転過失致死傷罪が適用され、どんな判決が下り判例となるのか。注意深く見守っていかなければなりません。   (新美)
posted by Carmode at 09:04| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする