原因は濃霧。とはいっても濃霧で「ステージ走行が危険」と判断されたわけではありません。順を追って説明しましょう。毎年、アルゼンチン・ラリーはコルドバ周辺地域で行われる。しかし今年はそれに加え、首都ブエノスアイレスでオープニングとスーパーSSを設定していた。つまり、ブエノスアイレスでオープニングとスーパーSS1本を終えた後、選手やマシン、それにオフィシャル達はおよそ750km離れたコルドバ地域へと移動する手はずになっていたのです。マシンは陸路で移動するものの、選手やオフィシャルは飛行機で移動。
濃霧の影響を受けたのは飛行機で、濃霧によりコルドバに着陸できずブエノスアイレスへ引き返す飛行機や、ブエノスアイレスを出発できない飛行機があったため、選手やオフィシャルがコルドバに到着できなかった。そうしてスケジュールは大幅に狂い、結局実施されたSSはブエノスアイレスで行われた最初のスーパーSSと、レグ1最後のSS9(こちらもスーパーSS。コルドバのサッカー競技場で行われた)だけ。とても大変な1日でした。
合計4、8kmだけという2つのSSを終えた時点でのトップは、ヒルボネン選手(フォード)。2つのステージでトップタイムを記録しています。2番手はソルド選手(シトロエン)で、3番手ローブ選手(シトロエン)、4番手グロンホルム選手(フォード)と続きます。
スバル勢はソルベルグ選手が5番手。新しいコ・ドラとのコンビネーションが気になるアトキンソン選手は6番手。何とも言えない位置ですが、レグ1終了後の順位はそこまで関係ないとも言える。トップとソルベルグ選手の差はわずか3、3秒だからです。けれど考え方によっては、わずか4、8kmの距離で3、3秒も差ができたとも考えられる。いずれにしろ、勝負はレグ2からでしょう。
併催されているPWRCは、バルダッチ選手がトップ。新井選手は6番手で、奴田原選手は8番手となっています。(新美)

