直線が長くオーバーテイクがしやすいことで有名な富士スピードウェイいうこともあって、順位の入れ替わりの多いレースとなったが、最大の波乱は110周レース(実際にはフォーメーションラップが1周増えたため109周)のちょうど折り返し地点となる54周目に起きた。予選7番手スタートのEPSON NSX(ロイック・デュバル選手、ファビオ・カルボーン選手)が炎上、レースは赤旗中断となった(ドライブしていたデュバル選手は無事)。
そして、赤旗中断後のレースも波乱に満ちたものに。まず、リスタートで2番手、3番手につけていたZENT CERUMO SC430(立川祐路選手、高木虎之助選手)とBANDAI DUNLOP SC430(服部尚貴選手、ピーター・ダンブレック選手)が接触、大きく順位を落としてしまう。さらにポールポジションからスタートしトップを快走していたTAKATA童夢NSX(道上龍選手、小暮卓史選手)も69周目にミッショントラブルで後退。
TAKATA童夢NSXの後退で、なんと予選10番手以降からスタートしたNISMOチームの2台がMOTUL AUTECH Z(ミハエル・クルム選手、松田次生選手)、XANAVI NISMO Z(本山哲選手、リチャード・ライアン選手)の順で1−2体制を築く。この2台も70周前後に行われた2回目のピットインのタイミングで順位が逆転。結局、XANAVI NISMO Z、MOTUL AUTECH Zの順で1−2フィニッシュを決めた。
予選では振るわなかったものの、07年型フェアレディZの直線スピードの速さ、NISMOチームのレースでの強さを象徴するものといえるだろう。3位には予選14番手スタートのForum Eng.SC430(片岡龍也選手、ビヨン・ビルドハイム選手)が続いた。
4位以下はYellowHat YMS モバHO! TOMICA Z(セバスチャン・フィリップ選手、柳田真孝選手、予選15番手)、RAYBRIG NSX(ドミニク・シュアガー選手、細川慎弥選手)、ZENT CERUMO SC430という順である。
GT300クラスは給油1回作戦を成功させたARTA ガライヤ(新田守男選手、高木真一選手)が優勝。2位、3位にはクラス予選トップからスタートしたアクティオ ムルシェGR−1(マルコ・アピチェラ選手、山西康司選手)、TOYSTORY apr MR−S(大嶋和也選手、石浦宏明選手)が続いた。
波乱の富士を終えたスーパーGT。次戦は灼熱のレースとして有名なマレーシア セパンサーキット(6月24日決勝)である。(永田)
http://www.supergt.net/jp/

