続いてメーカーごとの状況を見ていこう。まず、昨年以上の販売台数を記録したのはホンダ(前年比103.7%)、レクサス(前年比121%)、三菱(125.9%)の3社であった。3社とも3ナンバー車の販売が大きく伸びており、それぞれクロスロード、LS、デリカD:5の好調によるものといえる。この結果は当然のことながら魅力ある新型車の投入は販売台数を稼ぐために一番重要ということを象徴しているのではないだろうか。
前年比を上回ってはいないもののスバルも5ナンバー車の好調(=格安特別仕様が人気となっているインプレッサの1500cc)により前年比98.2%を記録。スバルは近いうちに恒例となっているレガシィのマイナーチェンジ(こちらは明るい要素)とインプレッサのフルモデルチェンジを控えており、インプレッサのフルモデルチェンジで現行モデルの格安モデルの販売を止めたときが本当の意味での踏ん張りどころとなりそうだ。
4月の自動車販売における平均値ともいえる前年比91.4%に近い成績を残したのはマツダ(前年比93.8%)、日産(92.1%、3ナンバー車は新型スカイラインの好調により118.5%)、スズキ(90%)の3社である。この3社は今年に入ってから新型車がなかったことを考えればまずまず健闘しているといえるだろう。さらにマツダと日産に関してはデミオ(7月)、デュアリス(5月中)という新型車もあるため、この先は前年比を越える販売台数も期待できるのではないだろうか。
そして、業界平均値の91.4%を下回ったのがダイハツ(61.9%)、トヨタ(86.9%)である。軽自動車がメインとなっているダイハツはともかく、トヨタが業界平均値を下回ったのは意外。しかし、トヨタは6月以降ノア/ヴォクシー、プレミオ/アリオン、イストと台数を稼げると予想できるモデルのモデルチェンジが続くため、それほど大きな問題ではないといえそう。
全体的な数値を見ると相変わらず厳しい状況となっているが、細かく見れば明るい兆しも見えてきているのではないだろうか。この先、新車の販売台数が多くのメーカーで前年比を越えることを期待したいところだ。(永田)
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