冨田代表はあるテレビ番組の取材に対し「2008年ならば、この件に関しては何の問題もない。しかし2007年では禁止されている事柄だ。これは非常にはっきりしている。そのため、我々は反対せざるを得ない」と発言。
これまでトヨタが公にカスタマーシャシー問題へと言及することはあまりなかったが、それについては「他のチームを調査する機会などなかったし不可能だ。しかし、メルボルンで写真を手に入れることもできた。この問題の象徴的な例は、スーパーアグリのラジエーター、そしてシャシの部分に表れている。これらは、昨年のホンダのマシンとほぼ同じデザインだ。完全に空力の面で影響を受けており、その部分は同じものだと言える。個人的に、2007年のアグリのマシンと2006年のホンダのマシンを横に並べて、全ての部品を比べてみることをバーニー(・エクレストン)にはおすすめするよ。私達自身でそれをするのは無理があるからね」と答えています。
スーパーアグリのカスタマーシャシー問題については、鈴木代表はあまり相手にしておらず。しかしながら、他チームは見過ごすつもりがないようです。最近脚光を浴びているチームだけに、仕方のないところでしょうか。もし昨年のホンダのシャシーを使っているとしたら、逆に今年スーパーアグリの方が速い感じなのは、何とも皮肉な感じ。ホンダのシャシーについては知的財産権が第3者にあるとの主張もあり、まだまだ問題は混沌としています。
トヨタが提訴に踏み切ったワケではないし、特に具体的な動きを起こすこともしばらくはなさそう。F1の1チームとして、スーパーアグリのシャシーに疑念を持っていると表明しただけとも考えられます。けれど、現在話題沸騰中のスーパーアグリに反対の立場をとることで、今後何かしらトヨタにも影響あるかもしれません。ともあれトヨタがアグリに対し明確に反対したのは、今後波紋を広げることは間違いないでしょう。 (新美)

