2007年03月31日

とうもろこし由来のエタノール、環境効果薄い?

アメリカのある大学教授が「とうもろこし由来のバイオエタノールは、CO2削減の効果が薄い」との論文を発表しました。バイオエタノール生産の過程で大量の化石燃料が必要となるため、そこまで環境に優しいワケではないというのです。

ポイントはエネルギー効率。トウモロコシの場合、生産過程での石油燃料消費を計算に入れると、新エネルギーとなる部分が少ないと主張されています。

他にもトウモロコシの値段高騰を危惧したり、エネルギー効率の良いサトウキビを大量に生産しようとすれば熱帯雨林の伐採が多く必要になり、結局環境に悪いということなど、バイオエタノールに対して厳しい内容。

折しも米ビッグ3の首脳が、バイオエタノールを積極利用しようとブッシュ大統領とともに確認し合ったばかり。そこへこういった論文の発表があるとは何とも皮肉なもの。

論文の内容が全て正しいとは言いませんが、少なくともバイオエタノールを単に使えば良いというわけでなく、生産過程や生産環境なども含め、物質のサイクル全体を見なければなかなか難しいことは明らか。となれば、やはり最近注目されている廃木材などを利用する「リサイクル&新エネルギー創出」というのが理想かと。注目を浴びているバイオエタノールですが、世界的普及、そして本当に環境に優しい普及にはまだまだ壁があります。(新美)
posted by Carmode at 19:56| ニュース