初めにホンダF1レーシングチーム陣営から語られた今年の展望から紹介しよう。まず、シニアテクニカルディレクターの中本氏から「今年のマシンでは空力面の大幅な改良を行っているため、テストでのタイムが伸びないことを含めまだ開発途上にあります。改善された点、改善すべき点は把握していますが、開幕戦には間に合わないのが現状です。開幕戦は今あるもので精一杯戦いたい」。
開幕3戦が本拠地のヨーロッパから離れたオーストラリア、マレーシア、バーレーンで行われることを考えると、マシンが本格的に良くなってくるのはヨーロッパラウンドの始まるスペインGP(5月13日、第3戦バーレーンGPから約1ヶ月の間隔がある)あたりとなりそう。それまではちょっと我慢の時期となるかもしれない。
ドライバーのバトン選手、バリチェロ選手もそれぞれ「クルマをいい状態に仕上げ、ポディウムを狙っていく」。「新車を走らせ、モチベーションは高まっている」とコメントした。また、和田康裕チーム会長、ニック・フライCEOからはスポンサーカラーではなく地球をテーマにした新しいカラーリングついての話が上がり、「スポンサーロゴは原則的に表示されませんが、30ある既存のスポンサーに加えて新たに9つのスポンサーが加わりました。ウェブサイトへのアクセスも非常に多く、ファンからの反響も非常に大きいです」と語った。新しいカラーリングも今年のF1界における大きな話題となりそうだ。
スーパーアグリF1チームからは鈴木亜久里代表、佐藤琢磨選手、デビッドソン選手が出席。オーストラリアで3月14日に発表される07年型マシンについては触れられなかったものの、それぞれ「テストだけではまだ新車のポテンシャルをはっきり把握できないが、開幕を楽しみにしている」。「今年はチーム初となるポイントゲット、予選第2ピリオド突破を目標にしたい」。「チームの持っている勢いに乗って、ベストを尽くし続ければ必ず結果は出ると期待している」とコメント。スーパーアグリF1チームの2年目が飛躍の年となるかにも注目が集まりそうだ。
とにかく、苦しい時期も乗り越えてきたホンダF1レーシングチーム、スーパーアグリF1チームには2勝目、ポイント獲得を目指し頑張って欲しいものである。(永田)

