試験結果をお伝えする前に「外部電源式アイドリングストップ冷暖房システム」について説明しておこう。トラックが荷物を運ぶ際にドライバーの休憩、仮眠、待ち時間の冷暖房の際にやむを得ずアイドリングを行うのをなくすために、「給電スタンド」と呼ばれる電源から冷暖房用の電力を供給するもので、後付けも可能だという。実験は「給電スタンド」を神奈川県大和市の東神トラックステーションに置き、それぞれ2台の大型トラックと中型トラックを使って平成17年8月から18年10月末まで行われた。
結果は二酸化炭素排出量、燃料消費コストをそれぞれ97%、98%低減することができたという。考えてみればアイドリングで使う燃料を使わなくて済むのだから当然といえば当然だが、実際にやってみると効果は絶大といえるだろう(発表によるとアイドリング1時間あたりの燃料消費は大型トラックで1.56リッター、中型トラックで0.9リッター)。また、ドライバーからは「電動で冷暖房を行う方が静かで快適に過ごすことができた」という意見も寄せられたそうである。
このシステムはトラックドライバーの方が仮眠、休憩をする以外にも一般ドライバーが深夜に移動して、早めに目的地に着いたら仮眠をして時間調整をする、といった場合にも役立ちそう。日野自動車と東京電力では平成19年度に「外部電源式アイドリングストップ冷暖房システム」の実用化を目指すということなので、なるべく早いうちに数多く設置していただきたい。(永田)
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