伝統のモンテカルロラリーは基本的にはターマックラリーとなるが、雪の降るケースもよくあり、天候やタイヤ選択で勝負の行方が大きく分かれることも多い。WRCの中でも特に難しいラリーである。また今年は75回目の開催を記念して、長年使われてなかったSSを盛り込んだルートに変更されるということあり、例年以上に面白いラリーになりそうだ。
昨年は残念ながら未勝利となってしまったスバルワールドラリーチームからはペター・ソルベルグ選手とクリス・アトキンソン選手がエントリー(マシンは2006年モデルの改良型)。ソルベルグ選手は「2006年は我々にとって非常に苦しい1年だったが、僕はもう元の通りに戻ることができるという感触をつかんでいる。メインライバルと具体的に比較しているわけではないので、タフなチャレンジになると思うが、モンテカルロで使用するマシンには改良を行った部分もあり、これによりさらにコンペティティブになるはずだ。モンテカルロはコース上にスノーやアイスがあり、我々とはいつも相性が合わないが、12月にはBFグッドリッチタイヤのテストを行い、タイヤのパフォーマンスにはとても満足した。今年は舗装イベントでもかなり強くなれると思う」と意気込みを語った。コメントにもあるように、今年からBFグッドリッチのワンメイクタイヤとなり、今までピレリタイヤの性能に泣かされることも多かったスバルチームの成績に変化があるか? にも注目である。
加えて、モンテカルロラリー直前になって三菱が05年モデルのランサーWRカーでプライベートエントリー(M2クラスには属さない)の形で少なくとも開幕3戦に出場する、という情報も入ってきた。モンテカルロで起用するドライバーはトニ・ガルデマイスター選手とクサビエ・ポンス選手である。なお、今年のモンテカルロラリーは併催イベントが行われないことと、木曜に開幕し(SSはナイトステージ2本)、日曜日はスーパーSSのみの日程となることも付け加えおこう。(永田)
http://www.subaru-msm.com/wrc2007/index.html

