この日行われたSSは494kmというロングステージ。モーリタニア砂漠を含む、タフなステージです。SSトップタイムを記録したのはオリジナルバギーで参戦するシュレッサー選手。2番手に続いたのは三菱のアルファン選手で、3番手も三菱のベテランセル選手という順位。これで総合順位はベテランセル選手がトップ、2位にアルファン選手、3位にシュレッサー選手となっています。とうとう三菱がトップ2を獲得ですね。また増岡選手も2回のパンクを喫しながらSS4位のタイムで走りきり、総合5位まで浮上。タイムを見ると優勝はあまり現実的ではないものの、それでも何が起こるか分からないのがラリー。増岡選手にはトップを目指して走り続けてほしいものです。
VWには何が起こったのか。前日の第8レグまで総合トップだったドゥビリエ選手は、なんとエンジントラブル。バルブ駆動系の破損でエンジンオイルが吹き出し、それが高温のエンジンに触れて出火するという自体に……。第8レグでパワステトラブルを抱えた元WRCチャンプのサインツ選手も、この日は電気系トラブルを抱えてストップ。両者ともサポートトラックの到着&修理を待つハメになり、大幅に後退しています。
VW勢にとって散々な1日となったレグ9。しかしこういったトラブルは三菱チームにも起こり得ること。油断できません。レグ10で実施されるステージは走行距離366km。レグ8やレグ9などで見られた切り立った砂丘こそないものの、柔らかい砂地。スタックやパンクしやすいコンディションです。残る6日間。まだまだ目が離せません。(新美)

