2007年01月04日

飲酒運転防止に画期的なシステム!

トヨタが飲酒運転防止のための新たなシステムを開発中だと、朝日新聞が報じています。年始とあってトヨタからの正式な発表はまだですが、内容を見ると何とも期待できるものなので、ご紹介しましょう。

朝日新聞によれば、トヨタが開発中のシステムは

1.ドライバーの目の動きを検知(目の瞳孔が定まっているかを確認するなど)

2.ドライバーのステアリング操作を監視(ふらついていないかなど)

3.ステアリングに設置されたセンサーで、ドライバーの手のひらから生ずる汗により血中アルコール濃度を測定

という3つを行うもの。運転前と運転中にそれらを行い、ドライバーが飲酒していると判断された場合には、自動で減速して停止させるとのこと(運転前のチェックで飲酒が検知されれば、エンジンはかからない)。

1の技術については、LS460やGS450hで採用されたドライバーモニターを応用できるでしょう。2の技術についても、かなり前からナビなどに「ふらつき検知装置」はありましたから、そこまで難しくはないはず。となると気になるのは3の技術。

元々飲酒検問などで「呼気中」アルコール濃度を測定するのは、「呼気中」アルコール濃度が「血中」アルコール濃度と深く関わっているから。本来は「脳内」アルコール濃度を検知するのが酩酊度を検査するのに一番適しているのですが、「脳内」アルコール濃度を測定するのは現実的には無理。そこで「脳内」アルコール濃度と並立関係に近い「血中」アルコール濃度を参考にしようとしたワケ。しかしながら、「血中」アルコール濃度も測りにくい。なので「呼気中」アルコール濃度を測定し、そこから「血中」アルコール濃度を割り出して酩酊度を調べる方法を取っているのです。

長い説明になってしまいましたが、つまり呼気中アルコール濃度でなくても、血中アルコール濃度が分かれば何ら問題ないということ。報じられているように「汗」から血中アルコール濃度を測定できるのかについては多少不透明な部分もあるものの、それでもかなり期待できる技術ではないでしょうか。

ただ、手袋をして運転されたらどうなるかなど、問題もある。正確に、そして確実に血中アルコール濃度を測定するためのシステムになれるのでしょうか。

サーブのアルコキーなど呼気を吹き込んで飲酒運転かどうかを検知するシステムは多く開発されていますけど、ドライバー以外の飲酒していない人に呼気を吹き込んでもらうなど抜け道はいくらでもある。結局ドライバーのモラルの問題になってしまいますが、一方で呼気に頼らない新しいシステムは、飲酒運転防止に大きな期待を持たせてくれるものであります。(新美)
posted by Carmode at 22:26| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする