飲酒運転はとてもいけないこと。そして「過失」ではなく「確信犯」であるところに、その罪は大きいと思います。厳罰化については色々な意見があるでしょうけど、とりあえず犯罪抑止という観点から見れば、ある程度の効果を上げられるでしょう。とはいえ呼気中アルコール濃度の検知精度をもっと上げて冤罪を無くしたり、代行運転だけでなく割安な駐車場を提供したりと、厳罰化だけでなく交通環境全体で取り組んでいかなければならない問題です。
飲酒運転を防止するには同乗者の罰則強化の方が、有効かもしれない。人の飲酒運転で自分も罰則つくなら、必死になって飲酒運転を止めるでしょうから。
飲酒運転厳罰化とともに改正案に盛り込まれているのが、後席シートベルトの義務化。現在運転席と助手席では9割以上のシートベルト着用率を誇りますが(一般道における助手席シートベルト83、4%に下がります)、後席となると一般道で7、5%、高速道路で12、7%ほど。理由は「装着しづらい」「窮屈」「面倒」「違反にならない」「危険性が低いから」などと答えられています(JAFの資料を参考)。
しかしながらクルマの衝突安全基準はフロントシートの方で設けられており、後席には特に定められていない。加えて後席にダミーを乗せての衝突安全性実験などもあまり行われていないので、フロントシートより危険性は高いと言えます。後席についての安全性はメーカーによってまちまちであり、今のところはメーカーの自主性に甘えているという格好。
後席の乗員はシートベルトをしていないと車外に飛び出してしまう可能性も高いし、フロントシートに激突して前の乗員に大きな被害を与えてしまうこともある。交通事故による死亡者を減らすためには、後席のシートベルトってとても大きい役割を果たすはず。
ここまで後席シートベルト着用率が低いのは、先進国では日本くらいのもの。海外では高い着用率を誇っており(イギリスやドイツ、カナダ、スペインなどでは義務化されている。アメリカなどでも反則金を払わなければならない)、日本もそれに習えば事故死亡者を減らせるのではないでしょうか。
ユーザーの中には煩わしさを覚える人もいるかもしれない。けれど義務化しなければ、着用率は横ばいのままでしょう。事故による死亡者を減らすためには、義務化は仕方のないことだと思います。(新美)