2006年12月02日

停車中にタイヤ破裂! 隣のクルマが被害

走行中のタイヤバーストは珍しくありませんが、停車中となると珍しい。11月30日夜8時頃、大阪府堺市西区の交差点で、信号待ちのため停車していたクレーン車(左側前輪)のタイヤがバーストしました。クレーン車のタイヤは直径155cm、重さ350kgと巨大なもの。破裂しただけならまだ良かったのですが、クレーン車の左隣に停車していたクルマが大きな被害を受けています。

クレーン車の隣にいたクルマはホンダのエリシオン。今回のバーストで2列目に座っていた4歳の男児(チャイルドシート使用)が頭蓋骨折の重傷を負っています。被害は甚大で、まるで側面から他のクルマに衝突されたくらいスライドドアがべっこり。ガラスも粉々で、衝撃の強さを物語っています。

重さ350kgもある大きなタイヤなら、破裂によって生じる風圧もかなり大きい。普通乗用車でもバーストの衝撃は大きいですから、想像するだけで恐ろしいです。しかし、停車中にタイヤがバーストするなんて有り得るのでしょうか。

停車中のタイヤ破裂の例としては、昨年7月のものが挙げられる。トレーラーのタイヤを点検中の作業員が、タイヤに挟まっていた小石を取り除いたところ、タイヤが破裂。作業員が死亡するという事故があったのです。この場合、小石がタイヤの傷を塞ぐ形になっており、小石を取り除くことによって破裂したと考えられる。今回の例もサイドウォールから破裂したようですから、元々サイドウォールに傷があり、それが停車中に何らかの拍子で広がって爆発したのかもしれません。

他に考えられる原因は、タイヤの老朽化。これだけ大きなタイヤだと、値段も高い。そのため業者などはできるだけ長く同じタイヤを使い続けようとします。タイヤの老朽化により、内部の空気圧にタイヤが耐えきれなくなり、タイヤが破裂したとも考えられます。

いずれにしろ、今回のような事件は稀。ただ、こういった事故も起こり得るということは頭に入れておかなくてはいけません。

大型のクルマが絡む事故は、とかく大規模な被害を生み易い。業者としては経費を安くあげなければいけないのでしょうが、タイヤやブレーキなどでは、普通乗用車以上に注意を払って頂きたいと思います。というか、国としても車検でタイヤの残りをキチンと見るとか、そういった対策を練っていかなければならないでしょう。先進技術投入だけでなく、業者の姿勢もキッチリさせる。でないと、いつまでも事故は減らないと思います。(新美)
posted by Carmode at 21:04| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする