2006年11月29日

高速のガソリン上限価格、1週間で変更へ

高速道路のSAなどにある給油所のガソリン販売上限価格について、その決定方法が変わることになりそうです。これは西日本高速道路株式会社の石田会長が、記者会見で明らかにしたもの。現在高速道路におけるガソリンの上限価格は、経済産業省の発表する前月第4週(もしくは第3週)の全国平均価格を反映させています。そして1ヶ月ごとに上限価格を設定するという方法を採っている。例えば12月の上限価格は11月第3週か第4週の全国平均価格を参考に決定しているというわけ。

しかし最近大きく上下する原油価格により、この方法では問題のあることが分かりました。皆さんも記憶にあるでしょう。8月に高速のガソリン販売価格が一般道のそれより安くなり、高速の給油所に長い渋滞ができたことを。今年8月の上限価格はレギュラー137円/L、ハイオク148円/L。それに対し一般道の8月におけるガソリン販売平均価格はレギュラー144円/L、ハイオク155円/L。多くの人が安くガソリンを入れようと高速道路の給油所を利用したのです。

どうしてそういった事態になったのか。石油会社のガソリン卸値は、月の変わり目によく変更される。よって一般道のガソリン販売価格は、月の変わり目で大きな変化を見せます。8月の高速道路におけるガソリン安は、7月から8月にかけて一般道のガソリン価格が大幅に上昇したにも関わらず、高速のガソリン上限価格は7月第4週の平均価格を元に設定したために起きてしまったと言えるでしょう。

それでも週ごとに上限価格が改定されれば、高速のガソリン格安という事態は短くて済んだ。しかし上限価格は1ヶ月ごとに決定。よってお盆時期を中心に8月を通して高速道路の給油所が大渋滞する結果となりました。

各高速道路会社はこういった事態を踏まえ、上限価格を1ヶ月ごとではなく1週間ごとに改定する方針だとのこと。これにより市場の平均販売価格をすぐに反映できるようになるのです。

石油情報センターや経済産業省の発表するガソリン販売平均価格は、実際にはちょっと高め。一般道のガソリンスタンドで、平均価格よりも安くガソリンを販売しているところはいくらでもあります。となると高速道路で販売されるガソリンは、実際には常に割高ということになってしまう。平均価格と大きな差は生まれませんが、平均価格自体が割高だと考えると、高速道路の給油所はずっと割高という状況になるのです。

これではなんか夢も希望もないような。いつもは躊躇してしまう高速道路での給油ですが、たまには高速道路で心おきなく給油したいですよね。できれば平均価格よりちょっとだけ安めにしてくれないかしら? それが実際の市販価格に一番近いと思います。元々はガソリンスタンドを選ぶ自由がないからこその上限価格設定なのですから、もうちょっと親切になってもいいのでは。

それにしても、今思えば8月のガソリンは高かった。3ヶ月ほどたった現在、全国のガソリン販売平均価格はレギュラー136円/L、ハイオク147円/L(11月20日時点)。8円くらい値下がりしています。それでもまだ高いですけどね。もっともっと値下がりしてほしいものです。(新美)
posted by Carmode at 12:32| ニュース