受注内容を見ると、ベースグレードの「250GT」が全体の28,4%と高い割合。台数にして1200台弱がこのグレードということになります。VDCは付かないけれどバイキセノンヘッドランプやパワーシートなどが装備されるから、大きな不満はないということでしょう。値段も279万3000円(2WD)と、300万円超である他のグレードと比べて安めですしね。もしかしたらレンタカーなどの需要もあるのかもしれません。
「250GT」に続いて高い割合で売れているのがCDチェンジャーやVDCの付く「250GT TypeV(16,2%)」。本革シートや後席リクライニングの付く2,5リッターで最上級グレードの「250GT TypeP」は15,5%でした。4駆モデル含め、2,5リッターエンジン搭載車は全体の68,8%を占めます。
一方で最上級グレードとなる「350GT TypeSP」も16,8%と高い割合。3,5リッターの中では安い「350GT TypeS(9,8%)」よりも売れているのです。最上級グレードが多く売れるなんて、なんだか高級車定番の売れ方に似てきましたね。購入年齢層を見ても60歳以上が36,0%、50〜59歳が24,8%とかなり高い傾向。昔は若者に圧倒的な支持を得ていたスカイラインも、とうとうこんな売れ方をするクルマになったかという感じです。もっとも、かつてスカイラインを好きだった人達が年をとってから購入しているのかもしれませんけど。
注目すべきは世界初の搭載となる4WAS(4輪アクティブステアリング)。「350GT TypeP」と「350GT TypeSP」にオプション設定)の装着率が51,9%であること。4WASがオプション設定されているグレードは受注全体の約20%ですから、4WASは全体で10%ほどに装着されていることとなります。13万6500円という価格は安いとは言えませんけど、世界初の技術に皆さん期待しているのでしょう。
4000台超という受注台数は日産の大きな期待に応えるもの。あとは好調さをどこまで維持できるか。国内の販売状況を見ると最近軽自動車に頼みの部分も大きくなっている日産だけに、スカイラインが明るいニュースとなることを願います。(新美)
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2006/_STORY/061128-01-j.html