2006年11月26日

米ビッグスリーに76%が不満

米シンクタンクの調査により、米国ではビッグスリーの方向性に不満を持つ人が圧倒的多数であると判明しました。調査によれば、米国民の76%が強い不満を持っているとのこと。現在販売不振にあえぐ米自動車大手にとって、この数字は改めて驚異となるのではないでしょうか。

具体的に言うと、不満の原因はやはり燃費の悪いクルマばかりが開発されていることです。原油高騰の煽りを受け、日本よりも自動車利用距離の大きい米国では、燃費のいいクルマが好まれるようになった。そこでトヨタプリウスを筆頭に、燃費のいい日本車が圧倒的人気となり、SUV人気に翳りが出たのです。

しかしながら日本メーカーとは対照的に、ビッグスリーはSUVで巻き返しを図ろうという姿勢を変えなかった。原油高騰がそこまで長く続かないと考えていたのかもしれないけれど、思いのほか原油高騰は続き、SUV攻勢が失敗の終わってしまったのですね。

そして日本メーカーの低燃費車を作る技術が進んでいるという印象は定着し、一方でビッグスリーは遅れているというイメージが定着してしまった。何とも悲惨な結果です。これでは売れるわけがない。

ビッグスリーがハイブリッドなどで日本メーカーに追いつこうとしても、これはかなり難しい。希望があるとすればディーゼルかもしれませんが、これまたトヨタやホンダが次世代規制をクリアするクリーンなディーゼルを開発できている。一体どうすればいいのでしょうか。

日産とGMの提携は、GM側の高圧的な姿勢が原因でダメになった部分もある。今後ビッグスリーはプライドうんぬんよりも、将来の存続を賭けて日本メーカーの使えるところを使い、とりあえず開発資金を確保しなければならないと思います。今やアメリカは多くの民族が暮らす国家。人々だけでなく技術もどんどん導入し、立ち直っていくしかありません。(新美)
posted by Carmode at 10:27| ニュース