2006年11月21日

デリカD:5、発売前に登場!

三菱は7年連続総合優勝と通算12勝目を目指し、今年もパリダカに参戦します。前人未到の7連覇を達成するため、ドライバーラインナップは今年も豪華。パリダカ通算2勝を挙げている増岡選手はもちろん、増岡選手と同じく通算2勝を挙げているペテランセル選手や前回大会で優勝した元アルペンスキーチャンピオンのアルファン選手、さらに若手のロマ選手の4人体制で挑みます。もちろん4人の中で注目は増岡選手。彼にとって今回の大会は雪辱戦となる。というのも前々回、前回とリタイアに終わっているからです。今回はぜひとも優勝してほしいもの。

ラリーカーは新開発のパジェロエボリューションです。先代のMPR12よりトータルバランスを高められた新型パジェロエボリュションMPR13型は、一体どんな走りを見せてくれるのか。必見であります。

さて、パリダカというラリーそのものも注目なのですが、今回お伝えしたいのは来年年初に発売予定の「デリカD:5」が、発売前にサポートカーとして出動するということ。デリカはご存じの通り、ミニバンでありながらもSUV並みの走破性を持ったクルマ。人とモノをたくさん運ぶことができ、なおかつ道なき道を走ることができる。こんなクルマはあまりないでしょう。前回大会のサポートカー(パジェロ)で移動したエンジン担当のエンジニア、幸田氏は「全行程の半分は舗装路ですが、土漠や砂漠などもあり、ここにはすべての種類の道があると言えます。ワジ(枯れた川)やキャメルグラス(砂漠に生える植物で硬質のコブ状になる)などパリダカならではの光景も見られますし、パジェロですらオーバーヒート寸前になるほど厳しい場面もあります。テストコースでは経験できない過酷な耐久試験と捉えれば、今回の活動の意義は大きいと思います」と語っています。

もちろんサポートカーの「デリカD:5」はノーマルのままではない。市販車をベースとしてボディにはロールバーが装着され、シートもバケットシートに。サスペンションのアーム類に補強が入れられる他、ショックアブソーバーとスプリングもラリー専用のものに変更されます。それでも他には燃料タンクが大容量化されるくらいなもので、エンジンやトランスミッション、4WDシステムに手が加えられることはない。市販車のポテンシャルが高くなければ、サポートカーを務めるなんてとても無理な話でしょう。

クロスカントリーラリーのサポートって本当に大変。何せラリーカーが1万kmくらい移動しちゃうのだから、サービスチームも移動しなければならない。それも、サービスを時間通り行うには、ラリーカーより早く目的地に到着していないとダメな場合もあるのです。だからノンビリ移動できるわけはないし、近道と分かったら悪路でも突き進まなければならない。かなりハードな走りを要求されます。果たして「デリカD:5」は耐えることができるのか。

新型シビックタイプRが今年のF1日本GPでオフィシャルカーを務めたように、発売前のクルマがモータースポーツの場で公開される例が増えつつあります。モータースポーツを通じて新型車をアピールするのでしょう。僕としてはそれを有効だと考えているメーカーの姿勢が嬉しい。単にいいクルマというだけではなく、モータースポーツで活躍するクルマ。競技車両としてではなくても、モータースポーツに携わるクルマということだって、立派なことでしょう。大きな付加価値だと思います。もはや世の中のほとんどのクルマが壊れない、そして実用上あまり不満のないクルマになっている。だとしたらどこにその違いを求めるか。モータースポーツに関わっているか否かは、1つの基準になり得るのではないでしょうか。(新美)

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/pressrelease/j/motorsports/detail1551.html
posted by Carmode at 11:11| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする