「LS460」の受賞は、ほとんどの人が予想していたもの。それよりも注目なのはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーです。最初こそメルセデスベンツのSクラスが圧倒的に優位と言われていたものの、今年10月に発売されたシトロエンの「C6」が徐々に評価を高め、投票前にはどちらが獲るか分からなくなっていたのです。販売台数から言えばSクラスが圧倒的に上。走行性能でも、やはりSクラスは素晴らしいものを持っている。けれども今回インポートカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは「C6」でした。このあたりがカー・オブ・ザ・イヤーの面白いところ。単に売れるクルマではなく、独特の価値を持ったクルマが選ばれたのです。「C6」は久々にクルマ好きのツボを押さえたクルマであるだけに、受賞に十分値するクルマであります。
メルセデスはSクラスがダメでもEクラスの「320CDI」でモースト・アドバンスド・テクノロジーを狙っていたのでしょうが、これまた三菱「i」に阻まれ受賞ならず。逆に言えば三菱「i」はかなりの高評価ということです。軽自動車にリアミッドシップという発想と、それを実現した能力が評価されたのだと思います。
モースト・ファンにはアウディ「TT」が選ばれ、ベストバリューにはホンダの「ストリーム」が選ばれました。スズキの「SX4」は32点しか獲得できず、あまり奮わない結果に。
今回の受賞車に対し、様々な意見があることでしょう。特にインポートカー・オブ・ザ・イヤーについては点差が22点とそこまで大きくなかった。「Sクラスの方が圧倒的に良いのに」と思っている人も多いと思います。それでも「C6」の光る個性には敵わなかった。クルマ好きをうならせる結果ではなかったでしょうか。
次回はどのクルマが栄誉ある賞を獲得するのか。今年10ベストカーに名を連ねることができなかった日産やスバル、ダイハツに頑張ってほしいですね。(新美)
http://www.jcoty.org/2006-2007/award.html

