開催日程はFIAから発表されているカレンダーの通り、来年の9月28日〜30日まで。最大直線長1475mを誇る新生(といっても改築されてから1年以上経っていますが)富士スピードウェイで、熱き戦いが繰り広げられます。
富士スピードウェイでのF1開催というと、問題視されているのが観客の交通手段。道路が大混雑し、満足な移動ができないのではと懸念されているのです。観客だけならまだしも、参戦チーム関係者にも心配されているというから事態は深刻。
それに対し富士スピードウェイは、無料シャトルバスを使った解決法を提示しています。具体的には
・鉄道(指定駅)+無料シャトルバス(約4万5000人を輸送)
・乗用車(場外駐車場)+無料シャトルバス(約5万5000人を輸送)
・旅行会社、企業・団体のツアーバス(約4万人輸送)
という3つの方法で、観客を輸送しようというのです。電車+シャトルバスはまだ分かるけれども、気になるのは乗用車+シャトルバスの組み合わせ。乗用車の場外駐車場をどこに設置するかで、色々と検討がなされたようです。決定しているのは裾野方面や山中湖、河口湖方面に設置するということ。約2万5000台を収容可能な駐車場を確保することで、そこからのシャトルバス輸送に備えます。富士スピードウェイとしては、最終的な交通手段をバスに限定することで、渋滞を防ごうという考え。しかしながら、F1に関係ない一般車の通行をどうするかなど、地元の警察と話し合って決めなければならないことは多数ある。野球などでもそうですが、サーキット近く
に私有地を持っている人は、F1の開催期間だけそれを有料駐車場として貸し出すこともある。そういったことを禁止するのか、またそういった駐車場を使うのを想定してにサーキット近くまで来る乗用車をどうするのかなど、まだまだ問題は考えられます。
そこで考えたのが、チケット&ライドシステム。観戦チケットを最終アクセスの方法とセットにしたシステムであります。最終アクセスとはこの場合無料シャトルバスになると思われますが、その無料券と観戦チケットをセット販売にすることで、乗用車の乗り入れを防ごうというのです。完全に不安が解消されるワケではありませんが、一定の効果を発揮してくれるでしょう。
ちなみに鉄道の指定駅とは、JR東海道線の三島駅と新富士駅。そして富士急行戦の富士急ハイランド駅。伊豆箱根鉄道の大雄山駅などです。他にも指定駅を調整中とのことですから、今後負って追加の指定駅が発表されるはず。
さて、F1ファンが一番気になるチケット販売ですが、これは抽選販売と先着順販売の2つに分けられます。まず2回の抽選販売を先行して実施。これは鉄道+無料シャトルバス、乗用車(場外駐車場)+無料シャトルバスの2種類を、富士スピードウェイの専用サイト(または郵送)で受け付けるというもの。受付の中から当選者を決定します。抽選販売後残ったチケットについては、先着順に販売していき、売り切れた時点で終了となります。
もちろん旅行会社によりツアー企画も実施される。JTBほか旅行会社が、観戦チケットと宿泊や移動手段などをパッケージにした商品を販売する予定です。
チケットの販売は来年4月2日より開始される。旅行会社のツアー企画については来年2月上旬に概要が発表される予定です。
おっとっと、忘れていました。チケットの種類は3種類、指定席券と自由席券、そして車椅子専用席券の3種類であります。いずれも3日間の通し券のみ。
30年ぶりとなる富士スピードウェイでのF1GP開催に、観客はどれくらい集まるのか。富士スピードウェイは、金曜日5万人、土曜日9万人、日曜日14万人の観客者数を予定しています。ちなみにこれは鈴鹿よりも少ない数字です。
気になるチケットのお値段はメインスタンド2階のS席(指定席)7万1000円を筆頭に、自由席の1万1000円までをラインナップ。富士スピードウェイでは若手のモータースポーツファンを増やそうと、小学生や中・高校生などに大幅な割引料金でチケット販売してくれるのが嬉しいところ(8000円くらい値引き! 自由席の場合、中・高校生3000円、小学生は1000円などとなっている)。若い人々のモータースポーツファン層は、F1などだけでなく自動車業界にとっても大きな希望 であります。
「より安全で良質なサービスの提供」「F1の多彩な楽しみ方の提供」「地域貢献・地域参加」などを基本方針とし、魅力あるF1GP開催を実現したい富士スピードウェイ。まだまだ課題は色々あるでしょうけど、もはや開催は決定したこと。鈴鹿に感謝の意を表しているようですが、感謝するだけでなく色々なことを学び、それを生かしながら素晴らしいF1を開催してほしいものです。(新美)
http://www.fsw.tv/press/press2006/press_1109.html

