2006年10月31日

『モトGP』ロッシ王座逃す!

シーズン前半の悪夢がまた王者に襲いかかった。レース5周目でのまさかの転倒。王者タイトル奪還への道は一瞬にして消えてしまうという最終戦となった。

10月29日、2006シーズン締めくくりである『モトGP』第17戦バレンシアGPの舞台はスペイン、リカルド・トルモサーキット。気温は真夏の猛暑を思い起こさせる32度。路面温度も42度と厳しい条件だ。

タイトルを掛けてレースに臨むヤマハの王者V・ロッシは、予選で絶好調な2台のドゥカティを押さえ込み、見事ポールポジションからのスタート。対するポイントリーダのN・ヘイデン(ホンダ)は2列目の5番手スタート。ヘイデンもタイトルの座はなんとしても譲りたくない。レースはT・ベイリス(ドゥカティ)とD・ペドロサ(ホンダ)が好スタートを決め、ヘイデン、M・メランドリ(ホンダ)、L・カピロッシ(ドゥカティ)続いていく。

ロッシはどうしたのかと思えば、なんとスタート大失敗。大きく出遅れ、7番手まで順位を下げてしまった。この時点ですでにロッシの歯車が狂い始めていたのかもしれない。必死でトップを追うロッシはレース5周目、2コーナーでブレーキングした途端、フロントエンドがインに切れ込み転倒! あれよあれよという間に成す術無くグラベルへ滑っていってしまった。それでもロッシはマシンを起こし、無事を確認すると、25秒遅れでコースに復帰。最後の最後まであきらめない。

ヘイデンはというと、カピロッシとペドロサを抜き、トップを走るベイリス(ケガで出場できなくなったS・ジベルノーの代走)を必死に追撃。転倒したとはいえ、王者がコース上にいる以上、油断はできない。レース終盤、ロッシは13位まで順位を上げたものの、さすがにトップグループまで追いつくことは不可能。

ヘイデンはピットから「3位ならチャンピオンを獲得できる」と知らされ、安全にレースを終えることを選択。カピロッシに2番手を譲り、3番手をキープする走りに徹し、今シーズン最後のチェッカーを受けた。

この瞬間、ヘイデンのチャンピオンが確定。ホンダは990cc最後の年に見事、ライダー、コンストラクター、チームタイトルの三冠を達成した。優勝はベイリス、2位カピロッシ、3位ヘイデン、4位ペドロサ、5位メランドリ、6位T・エリアス(ホンダ)、7位中野真矢(カワサキ)、8位K・ロバーツ(KR211V)、9位C・エドワーズ(ヤマハ)、10位C・チェカ(ヤマハ)。

結局ロッシは13位でゴール。252ポイントのヘイデンと5ポイント差の247ポイントでライダータイトル2位を獲得した。さて、『モトGP』は2007シーズンからレギュレーション変更により、排気量が現在の990ccから800ccにダウンするため現在各メーカーは必死で開発を行っている最中。ホンダは現在のV5エンジンからV4エンジンに変更、形式をRC212Vとする。また、スズキやドゥカティもV4エンジンで、ヤマハは直4エンジンで開発が進んでいる模様。来シーズンは一体どうなってしまうのか、今から開幕が楽しみです。ホンダに移籍するという中野真矢も期待大! (山崎)

http://www.honda.co.jp/WGP/

posted by Carmode at 07:32| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする