2006年10月29日

WRCオーストラリア第2レグ、優勝争いは均衡状況に

フォードの若手ヒルボネン選手とスバルのエースソルベルグ選手、是が非でも優勝の欲しい2人の戦いに注目が集まったWRC第13戦オーストラリア。28日(土曜日)は第2レグが行われた。1位ヒルボネン選手、2位ソルベルグ選手で始まった2人の勝負は2つのスーパーSSを含む9つのSSで、ヒルボネン選手5回、ソルベルグ選手1回のSSトップタイムを記録する展開に(各SSでのタイム差はほとんどなかった)。結果的に順位はそのままで、2人のタイム差も第1レグ終了時の26.2秒が32.3秒へ少し開いただけとなった。もう過ぎたことを悔やんでも仕方ないけど、ソルベルグ選手にとっては第1レグのSS9で視界が確保できず(何回か停車までしなくてはならないほど)、大きなタイムロスをしたのが致命傷になってしまった。3位、4位はストール選手(プジョー)ポンズ選手、(シトロエン、ローブ選手の代役としてかなりいい仕事をこなしている)の順。3位争いの2人の差は約20秒となっている。なお、ラリー序盤にトップを快走していたものの、第1レグSS6でのコースアウトした上、出火まで起こし第1レグから撤退となったスバルのアトキンソン選手はスーパーラリーシステムを利用し第2レグには復帰。現在総合17位だ。何とか完走してもらい、次戦のニュージーランドへ向けて少しでも有効なデータを残して欲しいところである。

ローブ選手のタイトルにただ1人マッタをかけられる存在でありながら、SS3での転倒で11分近いロスをしてしまったフォードのグロンホルム選手は第2レグでは3つのSSトップタイムを記録するなど完全に復調。順位も7位まで回復した。グロンホルム選手のタイムとPCWRCクラスの上位陣とのタイムを比べると、だいたいグロンホルム選手の方が1キロあたり2秒から3秒速いため、ゴールまでに2台先行しているPCWRC勢をかわして5位まで上がるのは確実だろう。しかし、4位までにリタイアがない限り、ローブ選手にタイトルを決めさせないための条件である3位以上でのフィニッシュはかなり難しい。このままだと、ローブ選手のチャンピオン決定がかなり濃厚だ。

併催のPCWRCは第1レグ終了時にクラス2位につけていた新井選手が第2レグ途中からクラス1位に浮上したが、SS17で転倒。残念ながらレグから撤退となってしまった(第3レグに復帰できるは今のところ不明)。新井選手のレグ撤退でリガト選手(三菱)、ラトバラ選手(スバル)、ティスコネン選手(スバル)の順である。奴田原選手もクラス6位に順位を上げた。しかし、クラス5位のバルダッシ選手(三菱)とは2分の以上の差があり、これ以上順位を上げるのはライバルに何か起きないと厳しいだろう。

第3レグは6つのSSで行われる。優勝争い、3位争い、PCWRCのポイント、そしてチャンピオンが決まるのか(ローブ選手はタイトル決定に備えてオーストラリアに来ているのだろうか?)など見所満載である。(永田)

http://www.subaru-msm.com/wrc2006/14/2.asp
posted by Carmode at 01:58| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする