まず、モニターの『ETC利用頻度』に対する回答には、半数のモニター(51%)が「月に2〜3回程度」、または「月1回程度」ETCを利用しており「ほぼ毎日」(3%)「週2〜3回程度」(8%)は少数にとどまった。『ETCレーン通過時に危険性を感じるか』という問いに対しては「なかった」という回答が全体の9割に当たる89,9%で、あったと回答した人の理由には「レーン通過時に後続車が車間距離をとらず進入してくるのに危険を感じた」「料金所ブースに進入する少し手前で、クルマが横から割り込んできた」など。これはバイクだけでなく、クルマでETCレーンを通過する際にも言えることなので、実質、“バイクだから危険“ということは無かったようだ。
『ETCレーンへの誘導方法』については、「料金所手前のガントリー表示板(ETC車線表示)でETCレーンを見分ける」と回答した人は51%と高く、次いで、「ブルーのカラー舗装で見分ける」が22%。その他は「レーンマークで見分ける」(11%)や「開閉バーの有無で見分ける」(3%)と回答した人もいた。
このアンケートで最も肝心な内容となる『ETCの必要性』については、95,4%のモニターが「ETCは必要である」と回答。以下「どちらかと言うとあった方が良い」は4%、「どちらでもない」が0,4%で「どちらかというと無いほうがよい」「必要ない」に回答した人はゼロ。また、『テスト運用後もETCを利用したいか』の問いについても、96%が「利用したい」と回答。以下「どちらかというと利用したい」3%、「どちらともいえない」1%で、こちらも「どちらかと言うと利用したくない」「利用しない」に回答した人は皆無だった。
利用したいと回答した人の理由には「グローブを外してサイフから現金を取り出さなくてもいい」(70%)、「止まらずに料金所を通過できる」(68%)、「通行券の受け渡しが不要」(64%)、「ETC時間帯通行割引が受けられる」(53%)、「支払いのための待ち時間が短い」(50%)、「現金の持ち合わせを気にしなくて良い」(29%)と、大半のモニターがバイクにこそETCがピッタリで、その必要性があると感じているという結果が出た。
全体的にうまくいった感のあるテスト運用だったが、モニター用として配布された車載機についての問いには、やや不満の声も目立った。「満足」「やや満足している」「普通」と73%のモニターが回答しているものの、「不満」「やや不満」の回答が27%。「不満」理由の多くは文句なしに収納スペースをとる本体やアンテナのバカデカさ。ただ、これについては、間もなく市販されるETC車載機で、モニター用車載機に比べ、格段にスリム&コンパクト化を実現している。
本格運用後、どれだけ装着率を伸ばせるかがカギとなるバイク用ETC。リースなどの助成制度はまだ聞こえてこないけれど、NEXCO東/中/西日本3社では平成19年3月31日までにバイク用ETC車載機を購入、取り付けし、さらにマイレージサービスに登録した場合、1200ポイント(最大で9600円分の無料通行料)をプレゼントするキャンペーンを開始する。
さらに、先着1万人には1200ポイント+800ポイント加算した合計2000ポイント(最大で16000円分の無料通行分)をプレゼントするという大判振る舞い。バイク用ETC車載機の市販価格が3万円程度と言われているから、実質、半値以下でETC車載機を購入できることに。けれど、クルマ用ETCが当初なかなか普及せず、助成制度によって爆発的に伸びたように、バイク用ETC車載機も助成制度が適用されないと普及はまだ難しいかも……。今後の動向に注目です。(山崎)
http://www.hido.or.jp/nirin/oshirase/anq_rep_all.html
http://www.smile-etc.jp/motorcycle/campaign.html

