現状ではトルコ・ラリーのみ欠場の見込みとなっているが、その次のオーストラリア・ラリー(10月27日から29日)までのインターバルも短く、場合によっては2戦欠場ということだってあるかもしれない。その上、WRカーのステアリングは非常に重いといわれているので(ラリー・ジャパンで久しぶりにWRカーに乗った新井選手はステアリングの重さに対応するため、腕力を強化するためのトレーニングメニューを加えたとのこと)、復帰してすぐには本調子が出ない可能性もありそうだ。
こうなると、不謹慎ながらにわかにタイトル争いが面白くなってくる。特にマニュファクチャラーズタイトル争いは、シトロエン142ポイント対フォード135ポイントと大混戦になっており、ローブ選手の欠場でフォードが有利になったように見える。ドライバーズタイトル争いも、ローブ選手が圧倒的に優勢な立場であるのは変わらないだろうけど、決定するラリーはおそらく遅れるだろう。正直、ちょっと退屈な感じもしていた最近のWRCだが、ローブ選手欠場で一気に混沌とした展開になってきた。なお、今のところローブ選手の代役に関する情報は発表されていない。(永田)

