2006年09月26日

ホンダ、燃料電池車の実用化に向けさらに前進!

25日(月曜日)。ホンダは次世代のパワープラント技術の発表を行っている。その中に燃料電池車「FCXコンセプト」の詳細も含まれていた。FCXコンセプトの大きな特徴は3つ。1つ目は今まで床下に配置されことが多かった燃料電池スタックをクルマのセンタートンネル内に配置する「VフローFCプラットホーム」を採用した点だ。この構造をとったおかげで、1445mmと全高を抑えた優麗なセダンフォルムを得ることに成功。個人的にはFCXコンセプトのスタイルを見て、「カッコいいから、スタイルのコンセプトだけでも次のアコードあたりに盛り込めばいいのに」と感じる。

2点目は「VフローFCプラットホーム」の“V”の部分にも関連することなのだけど、今までの燃料電池車では電気を起こすための水素や排出物となる生成水を横方方向に流していた。FCXコンセプトでは縦方向に流す方式に変更されたのである。縦方向に流すことによって、生成水の排出性の大幅な向上(水が上から下に流れるから。生成水の排出性は燃料電池スタックの性能に大きく影響する)、安定した発電が可能になることによる小型高出力化、冷間での始動性の向上(従来よりも10℃低いマイナス30℃での始動が可能)というメリットが生まれた。

3点目は補助電源にリチウムイオンバッテリーを採用したことだ。パワープラント全体の小型化、動力性能と航続距離の向上に貢献し、航続距離が現行型FCXよりも30%多い570km、最高速も160km/h(現行型FCXは150km/h)になった。また、08年にFCXコンセプトをベースにした燃料電池車が日米で限定販売されることも併せて発表されている。具体的な価格までは発表されてないものの、今までよりは現実的なものになるのだろう。

このFCXコンセプトは燃料電池車ということだけではなく、クルマの性能そのものやスタイルなどにも魅力があると思う。本格的な実用化はまだまだ先だろうけど、価格なども含めて08年の限定販売が非常に楽しみになった。(永田)

http://www.honda.co.jp/news/2006/4060925c.html
posted by Carmode at 17:23| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする