EVを電池容量の80%まで充電する場合、現状では急速充電器を使用しても30分程度かかるなど、充電時間の長さがEV普及のネックの一つとなっていた。これに対し、JFEエンジニアリングでは、ユーザーに受け入れられる充電時間をガソリンスタンドでの給油やコンビニエンスストアでの簡単な買い物に要する3分と考え、開発を進め、3分でEVの電池容量の50%を、また5分で70%を充電できる「超急速充電器」の開発に成功した。充電器に内蔵した電池に夜間に電力を蓄えた上、その電力を別の特殊な電池で吸上げ、EVに一気に放出することで3分という短時間での充電を可能にしたという。
同社では、同日付で商品化・事業化を推進する新組織を発足。実証実験の後、今年度中の市場投入を目指すとしている。