冒頭にも述べたように、特に公共交通機関において、福祉のあり方は変わりつつあると思います。一昔前だと盲導犬がダメなんて話も聞かれたり、色々と苦労する場面も多かったでしょう。今では多くのホームにエレベーターが設置されるなど、意識の面だけでなく設備の面でも進んでいる気がします。
しかし、であります。国交省に調査で、愕然としたことが。それはバス。2006年度末における自動車交通関係の移動潤滑化実績をまとめたそうですが、その中で驚いたのが、ノンステップバスの割合。ノンステップバスの台数は1万389台で、バスの総車両数に占める割合は17,7%だというのです。昨年度末より伸びているそうですが、皆さんどう思われますか?
17,7%というのは、ちょっと低いでしょう。2割に満たないのですから。車いすの人々や足の悪い方などは、相当苦労しているはず。
最近高齢者の運転が問題になり、できるだけ公共交通機関を利用するよう求める声もある。けれど、都会はまだ電車や地下鉄などが発達していていいかもしれないが、地方はどうしてもクルマがほしい。そしてクルマがない場合、駅からの移動はバスがメインとなる。そうした時、バスが福祉に対応していないものだったら……。
公共交通機関の福祉対策は、まだまだ。改めてそう思わされる数字ではないでしょうか。 (新美)