2007年09月17日

デビッド・リチャーズ氏がヘリコプター事故から生還

元WRCチャンピオンのコリン・マクレー氏がヘリコプター事故で亡くなった翌日となる16日に、マクレー氏がスバルチームに在籍していた時のチーム代表であったデビッドリチャーズ氏(プロドライブ代表)もヘリコプターの墜落事故に逢っていたことが分かった。幸い、リチャーズ氏と同乗していたカレン夫人は無事だったという。

リチャーズ氏は16日に行われたF1ベルギーGPからイギリスに戻るために、自家用ヘリコプターを操縦中にロンドンのスタンステッド航空付近で事故に遭遇。事故原因はマクレー氏の事故と同じく、ヘリコプターのトラブルだったとのことである。

かつてのチーム代表と所属ドライバーが立て続けにヘリコプター事故に遭ったという事実には、何か因縁めいたものを感じる方も多いのではないだろうか。幸い生還を果たしたリチャーズ氏には、来年から参戦の始まるF1チームなどこれからもマルチな活躍を続けて欲しいところである。(永田)
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フェラーリ完勝! ホンダは屈辱?

日本GPを前に、ヨーロッパラウンド最終戦となったF1第14戦ベルギーGPは、チームメイト同士のバトルが激しく、また今のF1界の勢いを象徴する結果となりました。

優勝を飾ったのはライコネン選手。2番手にはマッサ選手が入り、今季初のフロントロー独占から、フェラーリがワン・ツーフィニッシュを飾っています。3位・4位にはマクラーレンのアロンソ選手とハミルトン選手がランクイン。

ここで面白かったのは、チームメイト同士のバトル。フェラーリではライコネン選手がマッサ選手を相手に終盤まで優位に戦うものの、終盤に来てスローダウン。これはピットインのタイミングによるものと思われます。両者ともに最後のピットインでソフトタイヤへ変更。マッサ選手よりピットインの早かったライコネン選手のソフトタイヤは、珍しくも厳しい晴天に恵まれたスパ・フランコルシャンで消耗激しく、終盤はペースが落ちたと見られています。

マクラーレンのチームメイトバトルも激しかった。アロンソ選手がハミルトン選手より早かったけれど、ハミルトン選手は燃料軽い状態で周回を多く重ね、何とか食らいついていく。結局最後ハミルトン選手はコースアウトしたこともあって追いつけませんでしたが、マクラーレンはコンストラクターズ選手権を除外されたこともあり、ドライバー達はドライバーズ・タイトルを獲得するのに必死。今後もチームメイトの激しいバトルが続くでしょう。

日本勢はどうだったか。トヨタトゥルーリ選手が9番手スタートだったもののスタートに失敗して後退。11位でレースを終えています。ラルフ選手は堅実な走りを見せ10位完走。それよりも屈辱的だったのがホンダ。結果から言うとバトン選手リタイアで、バリチェロ選手13番手と今季からすれば普通の成績であるものの、レース途中でバトン選手とスーパーアグリの琢磨選手のバトルが始まり、結果的にバトン選手は琢磨選手にオーバーテイクされてしまうのです。

これは何とも悔しいでしょう。今季のホンダの不調を象徴するような場面でした。もちろんバトン選手はリタイアしているし(今のところ、リタイアの原因ははっきりせず)、既に何かトラブルがあったのかもしれない。けれど、スーパーアグリの場合、届くはずのウィングが届かないという状況でのレース。言い訳はできません。そのスーパーアグリは琢磨選手15位にデビッドソン選手16位。スパイカーの左近選手は17位で3戦連続の完走を果たしています。

今回の決勝は、1ストップ作戦と2ピット作戦が見事に分かれたレースでした。トップ勢は2ピット作戦がほとんどで、2回目のピットストップでソフトタイヤへと履き替える作戦。一方下位チームは1ストップ作戦で、1回のピットストップでソフトタイヤへと履き替え、ソフトタイヤでの走行時間を長くして一発逆転を狙っていました。ただ、今回は晴天で路面コンディションがソフトタイヤには厳しく、周回数に限りがあった。1ストップ作戦はなかなか難しい選択だったでしょう。

今回の結果により、ドライバーズ・ポイントはトップのハミルトン選手と2位のアロンソ選手の差が2ポイントに。3位のライコネン選手も今回優勝したことで2位のアロンソ選手と11ポイント差。ハミルトン選手は今後の中国GPやブラジルGPで走行経験ないため、アロンソ選手有利と言えるかもしれません(日本GPの富士スピードウェイは、改修後みんな初めてとなる)。

次戦はいよいよ日本GP。どのチームも最新鋭のシミュレータを使って、キッチリ研究しているでしょう。その中でどういった走りを見せるのか。トヨタ、ホンダ、スーパーアグリには、ぜひとも母国日本で元気な走りを見せて頂きたい。トヨタとホンダは今季厳しいけれど、だからこそ日本GPで何らかの大きなアクションを期待したいところ。日本GPは久々の富士スピードウェイということもあり、レースそのものだけでなく、F1開催全体に大注目であります! (新美)


F1第14戦ベルギーGP決勝結果
1. ライコネン選手(フェラーリ)
2. マッサ選手(フェラーリ)
3. アロンソ選手(マクラーレン)
4. ハミルトン選手(マクラーレン)
5. ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
6. ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
7. ウェバー選手(レッドブル)
8. コバライネン選手(ルノー)
9. クビサ選手(BMWザウバー)
10. ラルフ選手(トヨタ)
11. トゥルーリ選手(トヨタ)
12. リウッツィ選手(トロロッソ)
13. バリチェロ選手(ホンダ)
14. スーティル選手(スパイカー)
15. 琢磨選手(スーパーアグリ)
16. デビッドソン選手(スーパーアグリ)
17. 左近選手(スパイカー)

リタイア
バトン選手(ホンダ)
ブルツ選手(ウィリアムズ)
クルサード選手(レッドブル)
ベッテル選手(トロロッソ)
フィジケラ選手(ルノー)
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マクレー選手がヘリコプター事故で死亡

95年に史上最年少となる27歳でWRCチャンピオンチャンピオンを獲得した元WRCドライバーのコリン・マクレー選手が、15日に自身の操縦していたヘリコプターの墜落事故で死亡した(ヘリコプターはマクレー選手所有のもので、搭乗していた3人も亡くなった模様)。39歳だった。

マクレー選手は86年にWRCにデビュースバルに在籍したばかりのころは派手なクラッシュが多く、「マクラッシュ」という有難くない愛称で呼ばれていた時代もあった。しかし、徐々に安定感を増し93年のニュージーランドラリーで初優勝を飾り、95年には初代インプレッサでWRCチャンピオンも獲得。その後、フォードシトロエンで活躍し、WRC歴代3位となる通算25勝を挙げていた。04年以降はWRCのワークスシートを失ってしまったが、04年と05年に日産からダカールラリーへ参戦、昨年は怪我で欠場したセバスチャン・ローブ選手の代役を務めた。

まだ39歳ということでもう1度WRCに復帰するチャンスも十分考えられたマクレー選手。あの豪快な走りを見られないと思うと非常に寂しく感じるファンも多いのではないだろうか。今はとにかくご冥福を祈りたいところである。(永田)
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Fポン菅生、小暮選手が今季2勝目を挙げる!

フォーミュラニッポン第7戦の決勝が16日に行われた。レースはポールポジジョンの小暮卓史選手(PIAA NAKAJIMA)がスタートダッシュを決め、レースの主導権を握る展開。小暮選手の後ろはブノワ・トレルイエ選手(mobilecast IMPUL)、フランソワ・デュバル選手(PIAA NAKAJIMA)、本山哲選手(Arabian Oasis IMPUL)、松田次生選手(mobilecast IMPUL)、ロニー・クインタレッリ選手(BOSS・INGING)という順。その後セーフティーカーが2回入ったものの、レース距離が230km(62周)と短めだったためタイヤ交換のためのピットインもなく、上位陣に大きな順位変動は起きず小暮選手がそのまま優勝。2位から5位の順位はスタートと変わりなく、5位以下は立川祐路選手(TEAM CERUMO)、アンドレ・ロッテラー選手(DHGトムス)、クインタレッリ選手という結果である。

第7戦を終えたポイントランキングは今回の2位入賞でトレルイエ選手(39ポイント)がポイントリーダーに浮上。2位、3位には松田選手(37ポイント)、小暮選手(31ポイント)が続く。

チャンピオン争いに小暮選手も加わり、ますます面白くなってきたフォーミュラニッポン。次戦は10月21日決勝のツインリンクもてぎである。(永田)

http://www.f-nippon.co.jp/race/rd7_result_05.php?eid=00002
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グロンホルム選手が今季限りで引退!

残り5戦となった今季のWRCでシトロエンのセバスチャン・ローブ選手を10ポイントリードし、ポイントリーダーに立っているフォードのマーカス・グロンホルム選手が今シーズンの終了をもってWRCから引退することが発表された。グロンホルム選手は今年で40歳ということで、「今シーズン一杯で引退する」するという噂も以前から流れており、噂が現実になった格好である。

グロンホルム選手は今回の発表に関して、「今回の決定は信じられないぐらい難しいものだった。ラリーはずっと私の人生そのものだったから。来年、1月にモンテカルロでWRCが開幕したら、自分がそこに出ていないことが奇妙に思えるだろうね。でも、自分としてはまだトップで戦えるスピードを有しているうちに辞めたいと思った。勝てなくなるまで、引退するという結論を持ち越したくなかったんだ」とコメントしている。

今季のWRCチャンピオン最有力候補、2回のワールドチャンピオン(00年、02年)、ローブ選手に続く歴代2位となるWRC30勝などの輝かしい記録を持ち、現在のWRCの主役の一人であるグロンホルム選手の引退はラリー界に大きな影響を与えるに違いない。グロンホルム選手がチャピンオンを獲得して引退できるか、グロンホルム選手の後任ドライバーなど、WRCにおいて注目すべき話題が一気に増えていきそうである。(永田)
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