続いて各社の販売台数を見ていこう。販売台数トップはGMだったものの、乗用車部門・ライトトラック部門ともに昨年6月に比べると約20%の減少を見せており、トータルでも21.7%のマイナス成長となってしまった。マイナス成長の要因としては、レンタカー用の売り上げが減少していることが挙げられているが、再建に向け依然として厳しい状況である。
6月の販売ではトヨタに2位の座を明け渡したフォードも、乗用車部門とライトトラック部門の合計でマイナス8%という状況。しかし、GMが両部門ともマイナスとなっていることに比べれば、乗用車部門は27.3%のマイナスであるもの、ライトトラック部門は2.9%のプラスとなっており、若干希望が持てるといえるかもしれない。クライスラーは乗用車部門が73%(!)のプラスとなっているおかげで、ライトトラック部門のマイナス(14.6%)を補い、全体では1.3%のマイナスに留まっている。再建に向けて、明るい状況といえるのではないだろうか。
日本メーカーは軒並み好調で、トヨタ・ホンダ・日産が両部門合計でそれぞれ10.2%、11.5%、22.7%のプラス成長。また、三菱とマツダも30.1%、8.6%のプラスを記録しており、燃費のいい日本車の強みが浮き彫りとなっている状況だ。また、低価格を売りとするヒュンダイも両部門合計で10.9%のプラスで、アメリカ市場では強さを見せている。
また、トヨタは6月までの合計販売台数でフォードとの差を僅差に詰めており、2007年の販売台数ではアメリカナンバー2になる可能性が高まってきた。今年はトヨタが販売世界一の座に付くのと同時に、アメリカでナンバー2になるということでも記念すべき年となりそうだ。(永田)