2007年05月31日

デミオのエンジンはミラーサイクル!

マツダがエンジン作りで頑張っています。31日に発表された情報によると、すでに生産が始まっている7月発売予定の新型デミオには、1300ccのミラーサイクルエンジンが搭載されるとのこと。新開発で、ベースは従来のMZR1,3Lアルミエンジン。

ミラーサイクルとは吸気バルブの閉じるタイミングを遅らせることでポンピングロスを低減し、熱効率を向上させたもの。エンジンの内側を鏡みたいに磨いて、摩擦抵抗を減らしたものではありません。ちなみにマツダは以前ミラーサイクルエンジンを採用したことがあるものの、車重重く、過給を行ったために燃費がいいという評価は得られませんでした。

ミラーサイクルといえば弱点としてパワー低下が挙げられますが、マツダは吸気バルブタイミングの最適化のためにシーケンシャルバルブタイミングシステムというものを採用し、定常走行/加速走行時のトルクを確保しているそう。詳しい出力数値は発表されていませんが、走りを大きな売りにしているマツダだけに、ある程度のパワーは確保しているはず。何より現行モデルより100kg軽量化されているから、多少パワーが落ちてもカバーできるでしょう。

さらに組み合わされるのが、マツダでは初採用となるCVTというのも驚きです。ミラーサイクルエンジンとCVTの組み合わせにより、燃費は10・15モードで23,0km/Lになるそう。これはなかなか立派な数字で、ヴィッツの一番燃費いいグレードでも21,5km/Lだから素晴らしいと言えるでしょう。まぁフィットの24,0/Lには敵いませんけど。

走りの環境性能の両立を目標としているマツダだけに、新型デミオにはさらに大きな期待がかかる。発売が楽しみですね。(新美)

http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2007/200705/070531.html
posted by Carmode at 20:34| ニュース

マクラーレン、チームオーダー疑惑は無罪!

マクラーレンのチームオーダー疑惑について調査をしていたFIAは、調査の結果、マクラーレンのチームオーダー疑惑については「無罪」であると、30日に発表しました。FIAはマクラーレンから提供された報告書やデータ、さらに無線交信記録などを元に調査。その結果として以下の7つを事実として挙げています。

1.モナコではセーフティーカーが出動しなければ2ストップ作戦が一般的だが、もし出動したらワンストップ作戦の方が有効であることもある。

2.過去5回のモナコGPのうち、セーフティーカーは4回出動している。

3.現行規約のもと、ワンストップ作戦かツーストップ作戦かの選択は、決勝前に行わなければならない。

4.決勝後のFIAの測定によれば、ハミルトン選手の燃料がアロンソ選手より5周分多かったことが明らかとなっている。

5.ファーストスティントでセーフティーカーが出動した際、ハミルトン選手にはワンストップ作戦を選択することは許可されるべき。

6.セーフティーカーは今回出動しなかった。

7.マクラーレンは他のどのクルマより速かった。

といった内容です。つまり、セーフティカーが出動するか否かの判断が難しいとき、ハミルトン選手が出動に備えてワンストップ作戦も実行できるタイミングでピットストップに入ったのだと判断されたワケです。

他にもハミルトン選手の前にいるマシンがチームメイトのものであるため、ギリギリのリスクを冒す必要はないことや、互いに危険がないようドライバーに注意をうながすのは常識であるということが述べられています。

色々と疑惑が持ち上がったり訴えられたりするのは強いチームの運命か。いずれにしろ、今回の裁定が無罪だったことは、マクラーレンにとって本当に安心できることでしょう。

他のチームにとっては嬉しい事かどうか分かりませんが、もしマクラーレンが有罪になっていたら、今後のGPで他のチームがトップ2台を独占している場合、走り方には細心の注意を払わなければいけなくなる。そう考えれば、他のチームにもそこまで悪い話ではないと思います。(新美)

http://www.fia.com/mediacentre/Press_Releases/FIA_Sport/2007/May/300507-01.html
posted by Carmode at 19:45| ニュース

次世代燃料、リッター40円が目標?

経済産業省が、次世代自動車と次世代燃料の導入に向けた戦略を発表しました。内容を見てみると、2015年までに国産アルコール燃料の原価を40円/Lまでコストダウンさせる他、2030年までに電気自動車を本格普及させることなどが上げられています。ただ少し無理がありそう。

例えばアルコール燃料をリッター40円で作る、という内容。実現出来れば、現在よりガソリン価格は安くなります。石油価格高騰の現在、税金抜きのガソリン価格は60円以上していると思われます。厳しい目標値を作っておけば何とかなるだろう、ということなんでしょうけれど、日本のように資源の少ない国でアルコール燃料を安く作る技術を確立したなら、世界のエネルギー環境を根底から変革させるほどのインパクトを持ちます。そこまで考えているのでしょうか?

電気自動車について言えば、目標は2030年までに価格を300万円に引き下げたり、航続距離を500kmまで伸ばすことが目標とされている。環境にも良くない街乗り重視ビークルとして期待される電気自動車に遠大な航続距離が必要なのでしょうか。こちらは軽自動車の代替を念頭に、150万円以下へのコストダウンや、街中に充電施設の拡充に目標に掲げて欲しいところです。一方、メーカーは頑張っています。プラグインハイブリッドなど、電気自動車に関する発展は目覚ましい。

国が目標を掲げるのはいいこと。けれど、正しい方向を向いていなかったり、全然遅れていたりでは話になりません。自動車業界のことで言えば、「規制」については自動車メーカーを苦しめるくらい進んでいるものの、新たなものを創造することについては完全に民間から遅れをとっている。もっと民間の活動をしっかりと見て、メーカーの意見を聞き入れたらどうでしょうか。 (新美)
posted by Carmode at 09:50| ニュース

ロータリーエンジン発売40周年!

1967年5月30日にコスモスポーツが発売されてから、昨日の5月30日で40年が経過した。「小型、軽量、高回転まで回すことが可能」という特徴があり、当時“夢のエンジン”と言われていたロータリーエンジンだったが、NHKのプロジェクトXでも紹介されていたようには耐久性などの問題で困難を極めた。

しかし、マツダは問題点を次々と克服しロータリーエンジンをコスモスポーツに搭載、その後も燃費等の問題を抱えた時期もあったが、RX−7やRX−8でロータリーエンジン車の販売を継続してきた。また、91年のル・マン24時間レースでの優勝などモータースポーツでの活躍をロータリーエンジンの思い出として挙げる人も多いだろう。決して販売台数が多いと言えるモデルではなかったものの、40年もの間世界で唯一ロータリーエンジン生産メーカーであり続けていることは日本人として誇りに思えることである。

今回のロータリーエンジンの発売40周年について、マツダの井巻久一代表取締役社長兼CEOは「ロータリーエンジンはチャレンジ精神旺盛な企業風土のもとで先達が不屈の精神で実用化を成し遂げた、まさにマツダを象徴する存在である。本年3月に発表した『サステイナブル“Zoom−Zoom”宣言』でお話したように、今後も我々はロータリーエンジンの研究・開発を継続していく。次世代の環境エンジンとして期待される『水素ロータリーエンジン』についても、すでに実用化レベルに至っており、さらに研究・開発を進めていくことでロータリーエンジンによる新しい価値の創造に挑戦していきたい」と語った。

なお、ロータリーエンジン搭載車は4月末までに約197万台が生産されており、現在のRX−8の生産台数が月に3000台から5000台程度であることを考えると、今年中か来年初めあたりにロータリーエンジンの生産台数200万台突破を見ることが出来そうだ。

水素を燃料に使いやすいという環境の面でも優れた部分を持ち、日本の宝の1つでもあるロータリーエンジンがこれからも世界中から愛されることを期待したい。(永田)

http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2007/200705/070530.html

http://www.mazda.co.jp/philosophy/rotary/(ロータリーエンジン40周年記念サイト)
posted by Carmode at 08:47| ニュース