調査によると06年度のOEM車の販売台数は05年度よりも17%増の27万台を記録。この数字は新車販売台数の約5%をOEM車が占める計算である。特にOEM車の占める割合が多かったのは、モコの他にもeKワゴンのOEM仕様のオッティやミニキャブの日産バージョンとなるクリッパーなど販売している軽自動車をすべてOEMでまかなっている日産で、総販売台数の20%がOEMだという(それだけ、日産の販売台数における軽自動車の比率が高まっているともいえる)。今年度はさらにOEM車の販売は増え、06年度の約10%増となる約30万台まで増えると予想されている。
やはり、OEM車が増加している理由には開発費をかけずに、ミニバンや軽自動車といった現在の売れ筋となっているジャンルのモデルを揃えられることが大きい。また、供給する側としてもトータルの生産台数を上げられる点や「軽自動車を供給する代わりにミニバンを供給してもらえる」というようなギブ&テイクの関係を築けるということも見逃せないメリットだろう。
しかし、OEM車の増加により各メーカーの個性が薄くなるというのも事実。今後は得意とするジャンルは力を入れ開発し、そうでないジャンルはOEM車で対応するという流れがますます強くなるのだろうか。(永田)