2007年03月07日

決定的な居眠り防止装置間もなく登場?

大事故になる居眠り運転の防止に、救世主が現れるかもしれません。東大の金子教授をリーダーとする入眠予兆研究会が、居眠り運転防止シートを開発しました。同研究会は人間が居眠りを含む睡眠状態に入る前、脈の波形(脈波)に前兆信号の現れることを発見。それをシートに組み込んだ圧力センサーと磁気回路センサーで検知し、警告を与えるというのです。前兆信号が現れるのは、居眠りに入る10分前とのこと。

レクサスLS460に搭載されているドライバーモニターなど、最新鋭の機器で居眠り運転を防止するシステムが開発されていますけど、こちらはシステム的に複雑で、かつコストも高い。居眠り運転防止シートなら、コストもある程度安く済み、また比較的単純な構造だとのこと。既にデルタツーリングという自動車用シートを手がけるメーカーが、実用化に向けて動きだしています。

シートにセンサーというと、「厚着をしてもキッチリ検知できるのか?」などと言った不安もありますけど、厚着をした状態でもキッチリ検知できるシステムの模様。ただ、そうなると今度は「センサーの存在により座り心地が悪くなるのでは?」なんて意地悪なことも考えてしまいます。

ともあれ、居眠り運転防止には、結構画期的なシステム。10分前に居眠りの予兆を検知できれば、いくらでも対応策は打てる。考えてみれば、自分から好きで運転中に居眠りをする人なんかいない。眠気を我慢して、知らず知らずの内に居眠りへと陥ってしまうのが通例。その時ドライバーは「しっかり意識を保っていれば大丈夫」と思い込んでいるのだろうけど、そういうワケにはいかないのです。クルマから「あなたは10分後に居眠りしてしまいます」と通告されれば、「休憩しよう」と思えるでしょう。

居眠りの前兆を10分前に検知し、それでも運転がやめられない場合は強制的にクルマを止めるなど、他のシステムとの応用も考えられる。産学共同のこのシステムに、大きな期待が寄せられます。(新美)
posted by Carmode at 18:25| ニュース

事故車のガラスを素手で割る?

5日午後8時15分ごろ、香川県坂出市の県道で右折しようとしていた軽自動車に後ろから来た乗用車が追突し、横転するという事故が発生した。運転していた藤田健さん(72歳)は、クルマが横転してしまったために車内に閉じ込められる事態に。車内から脱出できなければ、車両火災も考えられる非常に危険な状態となっているところに、自転車で通りかかった小倉遼さん(中学3年生)がとっさにフロントガラスを素手で叩き割り、藤田さんを救出した。軽自動車はその直後に炎上したということなので、本当に間一髪であった。二人に大きな怪我はなく(藤田さんが首などに全治一週間程度、小倉さんもガラスを割る際に負った手の傷くらい)、本当に不幸な事故であったがいくつもの幸運が重なったと言えるのではないだろうか。

それにしても小倉さんがとっさに取った行動は賞賛されるべきものだと思う。普通だったら、事故を起こしたクルマ見ただけでも身がすくんでしまうようなところで、ガラスを素手で叩き割ったというのだから。よく考えれば、クルマのガラスを割るのはハンマーなどの工具か袋の中に重いものを詰めて叩きつけるというようなことをしないと困難と言われているのだから、もしかすると事故にあったクルマが古めのジムニーだったために、ガラスが合わせガラス(ガラスとガラスのフィルムが入っており、割れにくい)ではなく旧来の割れやすい強化ガラスを使っていた可能性があることも今回の救出劇に一役買ったのかもしれない。

なお、小倉さんは8日に高校受験を控えており、事故の際は塾からの帰り道だったとのこと。これだけの善行をした小倉さんには試験中に神様も何か後押しをしてくれるのではないだろうか。(永田)
posted by Carmode at 11:56| ニュース

ハンドル位置は前後にも調整したい!

ステアリング位置を上下に調整できるチルト機能はたいていの車種に付いているが、ステアリング位置の前後調整を行うテレスコピック機能のないクルマはまだ多い。テレスコピック機能がチルト機能ほど普及しない理由には、コスト面以外に重量の問題(あるクルマでは、テレスコピック機能を付けるとステアリングロッドが1kg程度重くなり、関連する部分も補強のために重量増加してしまうという)もあるとのこと。逆に考えれば、軽量化さえ出来れば、機械的なデメリットは克服できるとも言える。テレスコピック機能は手が短い人にとっては非常に有難い機能であり、設定を希望するユーザーも増えているところにNSK(日本精工)は超軽量かつ高剛性を確保した「チルト・テレスコピックコラム」を開発し、発売を開始した。

この「チルト・テレスココラム」はアルミの採用などにより、従来のものに比べ25%もの軽量化を果たしており(従来品:3400g、新製品:2550g)、燃費向上に寄与。先ほど例に挙げたクルマの重量増の1kgに近い850gの軽量化を果たしているので、他の部分の重量増も低減しながら、テレスコピック機能を採用できるようになるのではないだろうか。また、振動に対する剛性アップによるハンドル操作の安定性、快適性や衝突時の安全性も向上しており、クルマそのものの性能にも好影響を与えそうである。

NSKではこの商品を2010年に130万本を販売するということなので、量産効果によるコストダウンも期待できそう。ぜひ、テレスコピック機能の装着拡大に貢献して欲しいものだ。(永田)

http://www.jp.nsk.com/jp/press/07/pre070306.html
posted by Carmode at 10:13| ニュース