経済産業省は31日、石油統計速報を発表しました。これは毎月発表しているものですが、今回は12月のものと合わせて、2006年全体のものが発表されているのでお伝えしましょう。
統計速報によると、昨年1年間の国内ガソリン販売量は6093万8108KL。2005年は6161万5686KLでしたから、前年比1,1%ほど減少したことになります。国内のガソリン販売量が前年を下回るのは、なんと32年ぶり。オイルショックに見舞われた1974年以来となります。販売量だけでなく生産や輸入、輸出などすべてにおいて2006年は前年を下回っており、原油価格高騰を大きく感じさせる結果となっています。
この減少、もちろん原油の価格高騰が大きな要因。
自動車ユーザーなどがガソリン価格高騰の煽りを受けて、燃料消費に厳しくなったのでしょう。
販売量減少なんて聞くとなんだかマイナスイメージのような気もしますが、石油依存から脱却するという観点から見ると、減少は歓迎すべきもの。CO2の排出などを考えても、石油消費が少ないのはいいことであります。逆に言えば、これだけ環境環境と言われているのに、先進国日本でも(先進国だからか?)つい昨年までガソリン販売量が前年を上回り続けていたことに驚かされます。
今後は価格が高くなったからという理由ではなく、例えば
ハイブリッドに代表される燃費のいいクルマばかりになったとか、ユーザーの環境意識が物凄く高まったとか、そういった理由でガソリン販売量が減少してほしいもの。原油価格は今年になって下落しており(一時期はNY
先物で1バレル=50ドル前後にまで下がった)、昨年ほどガソリン価格は高くならないはず。となると、今年はまた販売量は増加するかもしれない。メーカー側の企業努力だけでなく、ユーザーももっともっと環境意識を高めてほしいものです。そのためにも、環境の優しさを感じさせるモータースポーツなどで、「環境意識」自体のグレードアップが図られたりするといいですね。(新美)
http://www.meti.go.jp/statistics/index.html
posted by Carmode at 12:55|
ニュース