ハッキネン選手は今回のテスト参加について「再びチーム・マクラーレン・メルセデスのF1カーをドライブすることになって、本当に興奮している。2001年シーズンの終わりに引退してからも、F1世界選手権にはずっと関心を持ち続けていた。だが、僕が本気でももう1度F1カーをドライブするチャンスが欲しいと感じたのは、チームのゲストとして今年のブラジルGPを訪れた時だった。今回これを実現させてくれたロン(デニス)とノルベルト(ハウグ)に感謝したい。このテストは、僕にとってはF1カーがどれほど進歩したかを知り、実際に乗ってみるとどんなものであるかを直に経験するチャンスだ。また、クルマのパフォーマンスについて、色々な面でチームにフィードバックを提供することもできるだろう」と述べています。
こうなると俄然注目されるのが「ハッキネン選手のF1本格復帰は有り得るのか」ということ。マクラーレンは今のところ「テストだけ」としているので、近い将来に本格復帰ということはないでしょう。しかしながら、現在DTMで活躍するハッキネン選手が来季からの契約をまだしていないなど、気になる点もあります。年齢的にも厳しいものがあるし、実際のところ復帰はあまり現実的ではない。ただミハエル選手が去った今、過去の名ドライバーの復帰を期待してしまうのは仕方がありませんよね。
そういえば、先日もザナルディ選手がBMWザウバーのマシンをドライブした。5年前に両足を失う事故を経験したザナルディ選手ですが、見事復活して世界ツーリングカー選手権で活躍。そのザナルディ選手にF1マシンをドライブさせるため、マシンには色々な改造が必要でしたけど、それでも12周を見事に走ったといいます。
最近ミハエル選手を含め、F1を去ったベテランの話題が多いように思います。ベテランをテストドライバーとして起用するなら、若さはないけれど圧倒的に豊富な経験が活かされ、チームにとってもプラスになる面は多いと思う。けれどもそういった利益うんぬんとは別に、かつてのドライバー達がいい形でF1に関わることができるというは、とても素晴らしいことだと思います。昔からのモータースポーツファンにとっては、ある意味シリーズより見たいベテラン勢のドライブかもしれません。(新美)