クルマ好きには命の次に大事(?)な運転免許証が、来年1月4日から変わります。東京・茨城・
埼玉・兵庫・島根の5都県で、ICチップを埋め込んだIC運転免許証が発行されるのです。
ICチップの埋め込みは偽造免許証対策として、また免許更新の手続きなどを簡略にするためのものとして開始される。従来の免許証と変わるのは、本籍が表示されなくなることくらい。厚さが0、5ミリから0、76ミリに若干厚くなるものの、縦と横のサイズは変わりません。ICチップの方には住所・本籍・氏名・顔写真・免許証番号が記録されます。
ICチップ埋め込みで一番大きなトピックスとなるのは、暗証番号が必要になること。暗証番号は4桁の数字で、2組必要。暗証番号のうち1つ目は氏名・生年月日・免許証交付年月日・有効期限・免許の種類・免許証番号を確認するために使用し、本籍と顔写真を確認する場合に2つ目の暗証番号も必要になるという寸法。暗証番号は免許証交付の際に登録します。
IC運転免許証は04年度に導入予定でしたが、予算の都合などで導入が延期されていました。今後は冒頭の5都県に加え、2009年3月までに全国の都道府県警察で発行を開始し、2014年3月までには全ての免許証がIC化される見込みです。ちなみにIC埋め込みにより、発行手数料が2100円から450円アップの2550円となります。
IC運転免許証については偽造防止や手続き簡略化の他にも、
自動車盗難防止に役立てる技術も検討されています。クルマにICチップ読み込み機能を持たせ、クルマの所有者(もしくは登録した使用者)の免許証がなければエンジン始動できないようにする方法で、盗難を防止しようというのです。実現すればなかなか有効な手段かもしれません。
皆さんはIC運転免許証をどう思いますか? IC埋め込みといえば
クレジットカードや
パスポートなどが思い浮かぶ人も多いはず。ICチップを埋め込めば、期待されているような効果は上げられるでしょう。
けれど大きな問題もある。それは暗証番号。確かに暗証番号を設定しなければ、読み込み機器を傍に近づけるだけで内容が読み取られてしまう可能性アリ。けれども暗証番号をキッチリと覚えておくのは、意外と大変なはず。「覚えるのは大変だから」と車内に暗証番号のメモを置いておくのは危険だし、でも忘れるといざという時頼りにならない。
加えて暗証番号は3回続けて間違えると、ICチップの記録内容が読めなくなってしまう。不正使用を防止するのにはいいのかもしれませんが、いかんせん復旧が大変。免許センターや警察署に出向かないと復旧できないのです。それは暗証番号を忘れた場合も同じで、自分の暗証番号を確認するには電話ではダメで、出向かなければならないのです。
このIC運転免許証は「免許証の進化」と言えるのか。ユーザーに新たな手間が増えれば、それだけ不便さを生むことになる。それは決して進化ではありません。(新美)
http://202.32.0.131/menkyo/menkyo/ic/ic.htm
posted by Carmode at 09:15|
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